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オーク材、ラタン、真鍮の鍵と、全ての素材が長い年月を超え最高の状態に経年変化した、ウェーデン人デザイナー、アルフ・スベンソンによるブックケース。

上台には相当量の書籍を収納可能。棚板は可動式でご自身で自由に位置を調整できるから、無駄なく収られる。棚を支えるダボはレールタイプを採用し、棚を下から見上げてもダボが見えない仕様は、本体と一体感を感じさせる工夫。本体枠や棚板の木端には丸みをつけたオーク無垢材で仕上げられ、まるで無垢材で構成されているかのような豊かさを表現。この手の収納家具は突板で形作られるのが常なのだが、味わい深く変化したオーク材の風合いも相まって重厚な佇まい。

下台は真鍮の鍵で解錠し、そのまま持手代わりに鍵を引いて扉を開閉する。内部は左右に2分割され、それぞれ奥行きの異なる可動棚が2枚備わっている。背の高さや、形の異なるものを効率よく収めていくことは意外と難しいが、奥行きの浅い棚板があればデットスペースを上手に活用できそうだ。扉はオーク無垢材で框を組み、丁寧に編まれたラタンを面材に使用することで立体感のある表情に。真鍮製の鍵は部分的に酸化して緑青(りょくしょう)が現れている。こうした異素材の組み合わせは、このブックケースを印象付ける最大のポイント。4本脚構造によって脚元は軽やか。意匠性も考慮され、脚先まで抜かりない。

上下分割された構造だから納品リスクはなし。設置後のご自身による模様替えもし易いでしょう。元々は上台を下台に載せるだけの簡単設置なのですが、転倒防止用に連結金具をお付けします。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応します。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Bookcase
16D06-0039
W1200 D450 H1830
Alf Svensson / Bjasta Snickerfabrik / Sweden / 1960’s / Oak wood
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