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チーク材によるキャビネット。高さ400を切るロースタイルのキャビネットは60年代の北欧家具では珍しいユニークピース。何もない壁面にこのキャビネットをセットするだけで、幅1500のゆとりある天板はオブジェやアートを自分らしく彩れるステージとなり、コンソールテーブルとしてレイアウトできそうだ。

意匠、機能はいたってシンプル。それはディスプレイを引き立てるためだろう。年月を重ねたチークの表情も美しく、端正な木目が直線的な構成によくあっている。ローアングルだからソファ、床に腰かけたときに無理なく目線に入るため、目線の低いリビングと相性がいい。もしくはゆとりのあるエントランスにセットして、壁面に大きなアートを掛けるのも素敵でしょう。脚元に濃色の家具を配置することで、そこにアートがある必然性が生まれる。厚みを出した天板下には浅い引出しが3杯備わり、リビング周りの小物を整理するには重宝しそう。生活感をそっと引出しに収めたら、視線は自然と飾りつけられたモノに。シンプルの裏に隠された意図を探るのは面白い。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Cabinet
16D06-0063
W1530 D420 H370
- - - - - / - - - - - / Denmark / 1960's / Teak wood
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