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JOURNAL

昨年創刊したスノーカルチャーマガジン「Stuben Magazine」の2号発売に合わせ、本誌のディレクターでもある写真家でスキーヤーの渡辺洋一さんにお話を伺いました。

谷山:
今号のテーマ「山岳リゾートと自然エネルギー」について取り上げた経緯を教えて下さい。
渡辺:
何年も前から、スキーや撮影で欧州に訪れる度、自然エネルギーによって運営しているスキー場や地域がある事を知って興味を持っていた。オーストリアのスキー場の中には1990年代後半から木質バイオマス発熱を使用していたり、スイスのスキー場には風車やソーラーパネルが設置されていたり、自然エネルギーに対しての意識がとにかく高い。日本の雪国でも参考にできる事は沢山ある、そのきっかけに少しでもなればと思って。国内でももうすでに実施している地域はあり今回は、山形県金山町・北海道ニセコ町を取上げた。
谷山:
「Stuben Magazine」はどういった方に手に取ってもらいたいですか。
渡辺:
雪やスキーから、より深く自然を知り、興味を持ってもらいたいという想いがあるので、スキーをやらない方にも是非手に取って頂きたい。釣り、登山、サーフィン...自然と対峙する自分の趣味に置き換えて読むと面白いと思う。
谷山:
そもそもスキーを始めたきっかけは。
渡辺:
小学生の時に、友人の誘いで参加したスキー教室がきっかけでスキーの楽しさに魅了された。中学生になると競技スキーのクラブに参加した。なぜ競技スキーだったのかと言うと、雑誌で見たワールドカップに出場する外国人選手の滑走姿があまりに格好良く衝撃を受け、やるならこれだと思ったんだ。今考えると、この写真がカメラマンになった起点なのかもしれない。
谷山:
何をされている時が一番満たされますか。
渡辺:
スキーの他だと、やっぱり自然の中にいるのが満たされる。特に森。今、ニセコの山奥で暮らしているけど、まず家に帰ると庭先にあるイタヤカエデの前に立って羊蹄山を眺めながら、大きく深呼吸する。この瞬間が最高に気持ちがよく、全てがリセットされてもう何もいらないとさえ思える。森の中が落ち着くのは、子供の頃にトトロの森で知られる狭山丘陵で遊び、育った。その原体験の続きなんだと思う。
谷山:
最後に、ご自宅ではどういった家具をお使いですか。
渡辺:
北欧家具だとヤコブセン・ウェグナーのイージチェアを使っている。あとは、大好きな大雪山のナラ材を使った天板に、ニセコ町にいた馬の蹄鉄を作る鍛冶職人のおじいちゃんに製作してもらった脚をつけた特注のテーブル。家の中にある家具も、ニセコの木工職人さんにお願いしたもの。持っている家具はこの町で製作されたものが多い。


雪国育ちでもなく、スキーも数回程の僕は、渡辺さんがおっしゃられた様に自分の趣味である釣り、登山に置き換えて本誌を読み進めた。自然と対峙していると言う点では全く同じで、共感する部分も多くとても興味深かった。普段は、なかなかスキー雑誌を手に取る機会が少ないため、知りえなかったスキーの歴史も知ることが出来た。環境問題についても都市部で生活していると解からなかったことも多く、自然と共に生活している方達の意見や問題に取り組む姿勢にとても刺激を受けた。何より美しい雪山の写真は実際に行ってみたいと思わせるものばかり。読み終えた後には大自然に繰り出したくなる書籍。



Stuben Magazineはこちらにて販売しております。



記者:谷山(ジャーナル担当)

Stuben Magazine Vol 2

2016.11.14

Interview with Stuben Magazine Director

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