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ハンス・ウェグナーによるフォールディングチェア「PP512」。今でこそPPモブラーで製作されるも、当初はヨハネス・ハンセンによってザ・チェアと共に発 表された。ウェグナーは先代のヨハネスを家具界の大先輩として慕っており、ヨハネスもそんなウェグナーを可愛がって工房の一角を自由に使わせていたそう。この椅 子はそんな中で生まれた1脚。機能美に満ち溢れた造形は、木を知り尽くした熟練の職人の知恵なくして誕生することはなかったでしょう。その証にこの椅子に魅せら れ模倣品を造る不届き者がいたそうだが、いずれも技術的に未熟でオリジナルを上回るものは一つもなかったという。

では、詳しく見てみよう。座の延長が後脚となる構造はウェグナーの得意とするテクニック。そうすることで一般的な椅子より少ない部材で構成できる。資源を大切に する考え方がこのアイデアを生んでいることがよく分かる。これは確かな話ではないが、実は古きアフリカの椅子に似た構造ものを見たことがある。自然と寄り添った環 境で育まれた文化にウェグナーはヒントを得たのかもしれません。さらにこの構造は座の角度が大きくなるため、安楽性のとても高い。籐のしなやかで、ほどよい反発 力も相まってフォールディング(折り畳み)とは思えぬ座り心地。イージーチェアにしてはアームがないのは少し寂しい気もするが、そこは考慮されている。シートハイ を低く抑えているため、床との距離感がとても安心する。

また、座り心地以外にも籐は優れている。とても軽量な素材は持ち運びに最適で簡単に移動できるのも嬉しい。さらに、籐の中身は無数の管が ぎっしり詰まっており、梅雨や夏には湿気を吸い込み、乾燥した冬には溜め込んでいた水分を放出する効果が。夏は涼しく、冬は暖かい、至れり尽くせりの素材である。

折りたたんで持ち運ぶ際に便利なよう、座面の先に持ち手が。これは深い座面から立ち上がる際にも持ち手として使える。座面下の貫には凹凸が付けられ、壁に掛け た際のズレ防止の役割を果たす。

お好きな樹種、仕上げをお選びいただけます。組合せによって価格は異なります。

樹種:オーク材、アッシュ材
仕上:ソープ、オイル、ラッカー

画像掲載分はオーク、ラッカー仕上げの使用。ご購入後、木部のメンテナンス、籐の張替、次世代へ接続可能なアフターメンテナンスも承ります。ご安心してお使い下さい。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Easy Chair
Import
W610 D740 H750
Hans J Wegner / PP Mobler / Denmark / 1949 / Oak & Cane
790,000円(税込853,200円)
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