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フィンランドを代表するデザイナーの一人、イルマリ・タピオヴァ―ラによるファネットチェア。現代でも彼のデザインした家具は多く製作されるが、こちらは廃盤となった貴重なヴィンテージ。

スポークバックの背もたれは視線の抜けがよく軽やかな印象に。コンパクトなダイニングテーブルにもゆとりを持ってレイアウトでき、デスクやドレッサーとも相性がいい。フレーミングは明るい色味のビーチ材で構成され、座面は川のせせらぎの様な柾目のチーク材が用いられている。ご覧のとおり、互いを引き立てあう良好な関係性で、シルエットの美しさを強調している。

腰かけてみると、座面はお尻のカーブに沿うよう凹みが設けられ、クッション材はなくともソフトな座り心地。背のスポークは一本一本微妙に角度を変えて、背中と上手にフィットしてくれる。華奢にみえるが、十分な安定感を感じるつくりで、長い時間腰かけていてもお尻が痛くなりにくい。

また、この椅子は座り心地や意匠はさることながら、特徴的なのは軽量性。一般的な椅子を想像してファネットを持つと、拍子抜けするほどの軽さに驚く。これで椅子の抜き差しや、お掃除掛けのときなど、日々の生活が随分と楽になるでしょう。 椅子という道具を選ぶ上で、軽量性の大切さを再認識させられる。

在庫は3脚ご用意ありましたが、掲載前に2脚販売となったため、残り1脚となりました。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応します。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Chair
14S09-0051
W460 D480 H740
Illmari Tapiovaara / Edsby Verken / Sweden / 1949 / Beech Wood
SOLD OUT