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ゲタマ社で製作されたハンス・J・ウェグナーによるソファGE290。「ニーキュウマル」の愛称で親しまれ、彼が手掛けたソファの中でも、最も身近に感じられる。緊張せず対峙できることは、生活の道具として大切なこと。それは、このソファのもつ“確かさ”がそうさせるに違いない。

ウェグナーはデザイナーでありながら職人気質な一面もあり、自らの手で1/5スケールの模型を作り、製作過程や構造、座り心地、様々な気づきを得たという。だからこそ今でも私たちの前でドッシリと寛容な佇まいでいられるのだろう。座り心地は、座面角度が深くセッティングされ、安楽性の高い座り心地。クッション中材は、ベッドマットレスメーカーでもあるゲタマ社の強みを活かしてスプリングをセット。しっかりとした弾力を感じ、お尻が沈み込み過ぎることなく長く腰掛けいられる。高さが抑えられていますから、足裏を確実に床に接することができるのも快適さを感じる要因。オーク材で組まれたフレーミングは美しく、部屋の中央、例えばリビングとダイニングの間にセットしても、全高が低いから室内の圧迫感は感じさせず、豊かな木の温もりを室内に届けてくれる。

クッション張地、ウレタンフォームは新規に交換済み。生地はファブリック分野で世界的なトップブランドKvadrat社の“Molly”をセレクト。生地の価格は¥16,000/m。張替えには生地が6m必要で、生地代だけでも¥96,000。これに張替加工賃も加わるのだが、これら全ては価格に含まれおり、最高ランクの生地をお楽しみいただけます。染色前の羊毛の色味を生かして一つ一つ丁寧に紡績、染色をしている。個体差のある毛の色に合わせて編み方を調整して素材の良さを最大限に引き出すこだわりよう。リネンのようなアッサリとした肌触りは、一年中お部屋にどうぞ。上質なウールを用ることで使うごとに滑らかになり、生地を育てていく楽しみもあります。

Kvadrat社の詳細はこちらをご覧ください。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、中材、生地の交換、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Sofa
16D06-0158
W1800 D820 H720 SH400
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1953 / Oak wood 
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