HIKE

定番・・・流行に左右されず永きに渡り安定した需要があるもの。

まさにその言葉を象徴するテーブルが目の前にある。60年代、北欧デンマークのエクステンション式テーブルだ。当時のデンマークの住宅事情を反映したこのテーブルは機能的で、50年の月日が流れた今でも世界中で愛されている。

天板は、半世紀の時を経て色艶の増した暖かみのあるチーク材。油分を多く含む樹種の為、水分、汚れにも強く日々のお手入れが容易なのも嬉しいところ。直線的な天板に左右対称に配置されたチーク突板の木目が美しい。突板と聞いて椅子当たりなどによる剥れが気になるところだが、天板四方には厚みのあるチーク無垢材が貼られその心配はない。また当時ならではの厚い突板は木材そのものの質感もあり、時を経ても劣化した印象はまるでない。

スペア天板は本体に内蔵式で保管場所の心配もなくすぐに使用でき大変便利。メイン天板とスペア天板の色の差異を見る限り、前オーナーはスペア天板をあまり使用していなかったようで、チーク材の初々しさが残っている。幕板も天板同様、直線的でシャープな印象。対して、脚は丸く全体の印象を和らげる。取外し可能な脚の素材は天板のチークよりも１トーン明るいヨーロピアンビーチ。粘りがあり割れなどにも強い耐久性のある木材として重宝される。チーク×ビーチは相性も良く北欧家具では良く使用される組合せだ。脚元が明るいと軽やかな印象になるのもポイントの１つ。

通常時（W1260）は大人4人が座れるサイズ。両側のエクステンションを引出せば最大（W2120）6~8人で使用可能。 大人数での食事や団欒はもちろん、時にデスク代わりとして資料を広げての仕事だってエクステンションなら全く問題なし。毎日使用するテーブルだからこそ流行に左右されず永きに渡り使用できる定番品を選びたい。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨）によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。

コメント :　谷山（ショップスタッフ）