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これ程までに潔い意匠のローボードは中々ないだろう。

幅2200のワイドサイズに扉を2枚のみセット。前面意匠を簡潔にまとめた事で、同じ木目を上手に張り合わせ扉は、リズミカルに連続する木目を美しく表現している。また、大きいのは幅だけではなく、奥行きもあり、存在感は十分。天板小口は僅かに斜めにカットされて、硬質な輝きを放つ。無垢の手かけを指で引くと、その手応えから重厚感が伝わってきた。

内部はオーク材で仕上げられた上質な仕上がりで、外装との色合いのコントラストは大変美しい。向かって左側は大きなオープン棚となり、可動棚が2枚。右側はオープン棚と、深さの異なる4杯のトレーで構成されている。細かな日用品も整理しながら収められ、本体外側にレイアウトされているから、扉を全開しなくても出し入れ出来るアクセスの良さは嬉しい配慮。トレーはそのまま抜き取って、テーブルやデスクの上に持ち出せる使い勝手の良さもある。棚板は荷重に耐えられるよう厚みをもたせるも、小口を斜めにカットし、陰影を作り出すことで野暮ったさを感じさせない。前途の通り、奥行きがあるのでかなりの収納力があり、申し分のない実用性は、生活感をたっぷり扉の中に収められ、洗練された生活がおくれそうだ。脚は幕板のないテーパーレッグ。本体の底板が天板に対して1.5倍ほど厚みがあり、幕板がなくとも荷重に耐えられるのはその為。ご覧の通り、量感のある本体に対して脚元は軽快な印象がある。

リビングルームはもちろんですが、ダイニングテーブルやデスクとコーディネートしてもいい。テーブルから少し、頭を覗かせる高さですから、適度に存在感を示し、背の高いカップボードをレイアウトするよりも開放的な空間を構築できるでしょう。シンプルな意匠は、木目を引き立たせるだけでなく、オブジェや、アートも際立たせる効果がある。ゆとりある天板スペースを活かして、ディスプレイも楽しんでいただきたい。扉、トレーはスムーズに動作するよう調整済み。内部もクリーンですから、安心してご利用になれます。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島(ショップスタッフ)

Cabinet
17D02-0073
W2200 D500 H820
- - - - - / - - - - - / Denmark / 1960's / Rose wood
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