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1930年代のガラスキャビネット。アールデコの流れを意識された造形の美しさが随所にあり、美しきマホガニー材は経年変化による深みと硬質な艶をま とい高級感を演出。ダイニングでお客様用の食器を収めたり、キュリオケースとしてお気に入りのオブジェなどを並べるといい。クラシックを北欧らしくモダンに再解 釈された造形は、過度な装飾を避け、現代の生活にもマッチするでしょう。

まずは本体トップ部分から見ていきたい。幾重にも削り出して表現された段によって影がもたらされた天板。これほど天板部分に意匠性のあるキャビネットは中々な く、このキャビネットの特徴的なところ言える。高さは1500mm程で、大人が立ったときにちょうど目線の高さですから、トップ部分を重要な要素と捉えていたので しょう。

ガラス戸の上には浅い引出しが1杯。レリーフが施された珍しい白い鍵穴に鍵を挿し解錠。そのまま鍵を持ち手代わりに引き出すと内部にアクセスできる。カトラ リー、もしくは腕時計などの貴金属類を綺麗に収めておくのにちょうどよさそう。前板には黒枠が施され、これは全体のいたるところに見られる加工。キャビネットの輪 郭を強調することで全体から緊張感が漂っている。

いよいよメインであるガラス戸を開いてみよう。解錠方法は引出しと同様。こちらの扉にはガラス枠に黒い縁取りが用いられ、ディスプレイされたアイテムに注目させ る効果が。また、内部は明るいパイン材に切替されているのも、マホガニー材とのコントラストを生み出すことでディスプレイを引き立たせるための工夫だろう。内 部は棚板が3枚。一番上段棚の底面には照明がセットされ、その下のオブジェを明るく照らしてくれる。2段目の棚には下段まで光が届くよう奥側にスリットが設けら れ、美しく見せる配慮は素晴らしい。

そしてガラス戸から本体下部に移ると、深い引出しが一杯。ここには実用的に生活雑貨を収めてもいいでしょうし、並べきれなかったオブジェを保管するにもちょうど よい。クラシカルながら、こうした機能性を併せ持つところには大変好感が持てるところ。脚元はボテりと太く丸い前脚が本体を支えている。低重心で、自重もあります から安定感も申し分ない。リビング、ダイニングはもちろんのこと、プライベートな書斎やお客様の目にも留まるエントランスなど、このキャビネットを置いてみれ ば今まで以上に上質な空間へとアップグレード出来ることでしょう。


次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。


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コメント : 中島

Cabinet
16D02-0038
W690 D430 H1550 配送料金Dランク
- - - - - / - - - - - / Denmark / 1930's / Mahogany wood
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