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ハンスウェグナーによるデスク「AT305」。1955年の発売以来現在も製作され続けているベストセラー。 生涯何百という沢山の家具をデザインしたウェグナーが、晩年過ごした老人ホームに持ち込んだ程思い入れのあるデスクとして知られる。

ATの頭文字が付く品番は、古典的なデンマークのスタイルと良質な素材、職人技を用い優れたウェグナー作品を 発表したデンマークを代表する家具メーカーAndreas Tuck社が手掛けた証。今はなきメーカーの為、AT品番=ビンテージモデルを表す。 天板裏には、ウェグナー、Andreas Tuckの刻印はもちろん、安全性、耐久性、材料や製造方法に至るまで全ての項目が 最高基準のファクトリーにのみ与えられる印 "Danish Control" の刻印も残る。

オーク材を贅沢に使用したW1400の天板は、作業するのに十分な広さ。さらに両側にはバタフライ式のスペア天板が備わる。 両側を伸ばせばW2360と資料はもちろん複数人が周りを囲むミーティングデスクにだってなる。メイン天板との木目の繋がりも意識され た設計はウェグナーらしく細かな部分も抜かりがない。

幕板部分には前、側、底板に至るまでオーク無垢材使用した引出が並列して3杯。前板にはオーク材特有の虎斑模様が美しく入る。 左右は同じ幅で中央は幅広仕様、天板同等の奥行きを持たせた引出には沢山の書類や文具を収める事ができる。 アクセントの丸い取手デザインは愛らしく、指がかりも良く片手ですっと引き出せる。

先端に向け先細りになるテーパーレッグは外いっぱいにセットされ、内寸に十分なゆとりを生み窮屈さをまったく感じさせない。 セットするチェアは自在にデスクの端端を使い切ることができるキャスターチェアが最適だろう。 引出底板はクリーン、引出の開閉もズムーズに行える様調整済。鍵は付属しません。


次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。木材の詳細はこちらをご覧ください。


コメント : 谷山


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Desk
12S01-0214
W1400+(480x2) D770 H730
Hans J Wegner / Andre Tuck / Denmark / 1960's / Oak wood
SOLD OUT