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北欧ヴィンテージ家具の代名詞として称されるハンス・J・ウェグナーのGE290ソファー。彼の名をこのソファーで知ったという方も多いのではないだろうか。

発表されたのは、今から64年前の1953年。ウェグナーが職人、デザイナーとしても油の乗った39歳の時にデンマークのマットレスメーカーでGETAMA社と手を組み製作された。 素晴らしき意匠と座り心地の良さから、名品として世界中で愛される。 現在もなお作り続けられるベストセラー(現行品はウレタンフォームのみ、ヴィンテージはスプリングとウレタン)は、ハイクでも過去最も販売数の多いソファーだ。 骨太構造のオークフレームは、木の温もりと安心感を与えてくれる。

座り心地はGE290ならではの深い座角によって心身ともに体を授けることができる。抑えられたシート高によって足裏は確実に床に接することができ、膝裏への圧迫はこのソファにはまるで関係がない。 ビンテージならではのコイルスプリング入りのクッションは適度にテンションがあり、読書や映画鑑賞など長時間の着座に最適。全高は低く、視線の抜けも良く、またバックショットも大変美しく、 部屋の中央、リビングとダイニングの間にセットしても圧迫感は感じさせ無い。立上る時は肘掛に手をつけばスムーズに起きあがれ、時にマグカップや読みかけの本だって置ける。分割されたクッションは、 他の人が座っても干渉され難い。たまにクッションをひっくり返して使えば張生地も長持ちする。

クッション張地、ウレタンフォームは国内にて新規に交換済み。張地は今年で創業68年になるデンマークの老舗生地メーカーDanish Art WAVINGの「Nice(ニース)」をチョイス。 一貫した管理の中で行われる紡ぎ、染色、織り、創業以来変わらない手法から生まれる高品質な生地は、クラシカルな雰囲気を残しヴィンテージ家具との相性も良い。 ご覧の通りオークフレームには、爽やかなライトグレーが良く映える。ウールとリネンの混合生地でウール特有の弾力とリネンのさらっとした質感がとても気持ちがよい。

Nice生地の1mあたりの価格は¥15.300/m。張替えには6m必要となり生地代だけでも¥91,800。これに職人さんによる張替え加工賃が加わりますが、張替えにかかる費用はすべて価格に含まれております。末長くお使いいただくことを考慮すれば、生地品質が高いDANISH ART WEAVINGなら間違いありません。生地が経年変化した風情もまたよろしいでしょう。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、ウレタン交換、生地の張替え、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 谷山


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3 Seat Sofa
16D02-0069
W1800 H820 H650 SH350
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1953 / Oak wood
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