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創業50年以上のデンマークの老舗家具メーカーHaslve(ハスレブ)社と、デンマーク老舗陶磁器メーカーRoyal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)社共作のネストテーブル。 デンマークを代表する老舗メーカー同士のコラボレーションは当時非常に珍しく、大成功したひとつの例として現代に語り継がれる。

希少価値の高いローズウッドを使用したウッドフレームはHaslveのトップデザイナー(セヴェリン ハンセン)が手掛けた。 シンプルな構成ながらも天板と脚を繋ぐ接合方法が特に美しく見事な仕上がり。ひとつひとつが完成された意匠が3台並ぶ姿はもはや芸術作品。 メイン天板にあしらわれたタイルはRoyal Copenhagenの「TENERA(テネラ)」シリーズのもの。 TENERAシリーズは、当時のRoyal Copenhagenのトップ絵付師Nils Thorsson(ニールス トーソン)が、出身地や作風の異なる若手女性デザイナー6人を集めて、 彼女たちに自由に表現の場を与えながら、若く溢れる感性を発揮させたシリーズとして知られる。

今回ご紹介する天板のデザインは、ノルウェー人デザイナーのGrete Helland-Hansen(グレーテ・へランド・ハンセン)によるもの。 鮮やかなブルー色をベースに、絶妙なグラデーションと繊細なハンドペイントで描かれた抽象的で連続性のあるデザインは、見る方向や場所によって全く違った模様に見え、想像力を掻立てられる。 経年変化を経てより深みを増したローズウッドとの相性も素晴らしい。デザインもさることながら、普段はコンパクトにまとめスペースを有効的に利用でき、必要な時に拡張できるネストテーブルは使い勝手抜群。 軽くて持ち運びし易い為、気軽にそれぞれ別の場所で使うこともできる。

タイルは欠けやひび割れも無く半世紀を経たとは思えない程グッドコンディション。 天板裏にはHaslve社のステッカーと、安全性、耐久性、材料や製造方法に至るまで全ての項目が最高基準のファクトリーにのみ与えられる印 "Danish Control" のステッカーが誇らしげに残る。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 谷山


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Nest Table
17D09-0116
W570 D370 H510
Severin Hansen Jr / Haslev Mobler / Denmark / 1960's / Rose wood
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