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カイ・クリスチャンセンはデンマーク王立芸術アカデミーにてデンマーク家具デザインの父コーア・クリントの元でデザインを学び、卒業後は自身のスタジオを構える。彼らしい衣装美を確立しつつ、機能的なデザインが彼の特徴。今回ご紹介するダイニングチェア「NV31」は彼の代表作のひとつであり、デンマークのスタンダードとして親しまれてる。

半円状の背もたれは体の曲線にピッタリと沿い、ファブリックの適度な弾力で背当たりは柔らかい。お尻を背もたれ下のオープンスペースに潜り込ませるように深く腰かけると、骨盤から背骨へのS字曲線と上手にフィット。素晴らしい座り心地を体感できることでしょう。そして、背もたれの両端から前方に落ちるハーフアームには、肘掛として腕をのせることが出来る。食事中、手はテーブルの上に置いているので短い肘掛けでも機能は十分。テーブル幕板とも干渉せずダイニングの動線確保にも効果的でしょう。

シートはウェービングバンドとウレタンフォームによる2種類のクッション材がフワリとお尻を受け止めてくれ大変心地よい。懐の広さが感じられて、食後の団欒にはお尻を前方にずらしゆったり腰かけても快適。脚元に目を向けると、後脚の間隔は脚先が狭く、肘掛け部分が広くなるような扇状であることに気づく。優しい曲線の背もたれに対して脚はシャープな印象を与え、全体意匠が甘くなりすぎないようバランスを保っている。また、脚先を後方斜めにセッティングされており、安定感も申し分ない。

チーク無垢材は色深く経年変化していますから、シルエットが際立ち構造美を一層惹きたてているよう。張地、内部クッション材は新規に交換済み。ダークトーンのファブリックはシックな印象をもたらし、僅かに光沢を含んだ生地感は上質な佇まいを表現している。4脚セットでの販売(@70,000 x 4)。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、張生地の交換、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島


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Chair Set
16D02-0104
W550 D510 H750 SH440
Kai Kristiansen / FDB Mobler / Denmark / 1960's / Teak wood
SOLD OUT