SOLD OUTArchives

ウェグナーによるソファ「GE236」。製作を手掛けるGETAMA社は1899年から現代に至るまで100年続くファクトリーで、創業時はマットレスを製造していた。当時、マットレスの中身は海藻が詰めていたため、Gedsted Tang(海藻)Mattressの頭文字からGETAMAと名付けられたそう。両者の協力関係は1950年代初頭から始まり、そのファーストモデルは定かではないがGE236は比較的初期にデザインされたモデル。こうしてウェグナーとの出会いをきっかけにGETAMA社は家具メーカーとして大きな一歩を踏み出すこととなる。

3人掛けとしては幅広な設計で、同社のベストセラーGE290に比べゆとりがある。 座面の角度は浅くフラットな印象をうけるため、様々な姿勢をとってみても快適そのもの。例えば両足を上げて胡坐をかいたり、ファブリックに包まれたアームに頭を預けてゴロンと横になってみてもいい。クッションの内側、ウレタンフォームの中にはスプリングがセットされ適度な反発力によって体をサポート。座クッションを支える本体側にもスプリングが備わり、豊かな弾力によって時間を忘れて寛ぐことができるでしょう。

ファブリック中心の前面意匠から一転、背面はウェグナーらしいダイナミックなオーク無垢材によるフレームミングが表現されている。経年変化によって飴色に変化した様子はヴィンテージならではの風格が漂い、背面が見えるようなレイアウトも問題ない。新たに交換したファブリック、DANISH ART WEAVING社のNice(ニース)は自然素材をいかした風合いがヴィンテージフレームとよく馴染んでいて、ほんのり艶やかなゴールドがエレガントに感じられるでしょう。

Niceの価格は1mあたり¥15.300/m。張替えには8m必要なので生地代だけでも¥122,400。これに職人の加工代金が加わりますが、それらはすべて価格に含まれております。末長くお使いいただくことを考慮すれば生地品質が高いDANISH ART WEAVINGは経年変化した風情も楽しんでご愛用いただけます。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、ウレタン交換、張生地の張替え、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島


木材の詳細
メンテナンスサポート
画像、文章の無断転載に関して

3 Seat Sofa
17D09-0038
W2150 D800 H750 SH400
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1955 / Oak wood
SOLD OUT