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アルネ・ボッダーによるチーク材で構成されたヴィンテージキャビネット。引戸はリバーシブルタイプで表はブラックで経年変化したチーク材との相性は抜群、裏面はチーク材。部屋のテイストや気分によって組み換えられるのは嬉しい。引戸の中はオープン棚で可動棚が3枚セット。その棚板正面は斜めにカットされ、実際よりも薄く見える効果が。右側には彼の代名詞でもあるリーフ型の取手が付いた引出が6杯。自然物を意識した曲線的なデザインは美しく見る者を惹きつける。意匠もさることながら引出す際の指掛けもし易く機能面も申し分ない。本体の四方枠断面を斜めに繋ぐ事で立体感を演出し、天板奥の立ち上がりは物の落下を防ぐ役割とシャープさが兼ね備えられている。バランス構成においてもっとも大切な部位である脚は上品なデザインと適度な長さによって、上に乗せた本体をさらに上質なモノへと昇華させている。背面もチーク突板で仕上っており、アルネ・ボッダーによるこだわりが細部まで感じられる秀逸なキャビネット。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応します。


コメント:谷山悠輔(メンテナンス担当)

Cabinet 
15S06-0112
W1830 D500 H830
Arne Vodder / Sibast / Denmark / 1958 / Teak wood
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