HIKE

ベルギーに暮らす友人に南フランスまでのロングドライブの旅に誘われた。何も下調べもしない旅、ベルギーからフランス、パリへ。飽食の街といわれるリヨンも後ろ髪をひかれながらひたすら走る。広大なブドウ畑や、牛や馬たちが心地よさそうにのんびりしている牧場、フランスの田舎も心地よい。途中、石作りの家々の並ぶ小さな町に通りかかる。街角に小さなアンティークショップの看板が。古道具、アンティークという看板を見つけるとワクワクした気持ちになるのは何処でも同じ。思わず車をとめてもらう。

薄暗い店の中にはところ狭しとフランスらしいクラッシックなテーブルウエアや、レース刺繍が美しいリネンなどが、あれこれと物色していると、棚の中にモダンな形をしたガラスセットを発見。ああ・・・これはモダンなデザインだね。50年代のクリスタルガラスだよ、詳しいことはわかないけれど、美しいでしょと、白髪の上品なオーナーが人差し指でピーンと透明感のある心地よい音を鳴らしてくれた。

薄くシャープなラインの三角錐のカップが収まるスクエアの台座。透明感と豊かな光沢。繊細でありながら、重量感をも感じられるのはクリスタルならでは。お酒を楽しむのはもちろんですが、フルーツをジュレしてデザートカップとか。冷たくしたえんどう豆のグリーンスープとか。季節の素材の彩りも楽しめそう。テーブルコーディネイトも特別な気分になりそうです。

カラフェと、グラス4つのセット。グラスのひとつに縁に小さな欠けがあります。コンディションが気になる方は必ず現物確認の上ご購入をご検討ください。

コメント：阿久沢(ショップスタッフ）