STANDARDWorld Basic Products

こちらの商品はヴィンテージ品ではなく、インポートの新しい商品となります。

1947年、ボーエ・モーエンセンによってデザインされた名作チェアJ39は、今日に至るまで世界中のファンを魅了し2022年に75周年を迎えた。それを記念してFredericia社はスゲ草(sedge)を手編みした座面の特別なJ39を限定生産することに。それはモーエンセンが発表当時に製作したもので、自身もリビングルームで長年愛用していた仕様である。

1941年、デンマーク家具の父と称されるコーア・クリント率いるデンマーク王立アカデミーの家具科を卒業。モーエンセンはクリントに一番近い教え子として、その後も師の提唱する「リ・デザイン」を自身のデザインにも取り入れている。J39はまさにそう。クリントがコペンハーゲンのBethlehem教会に1936年にデザインした「チャーチチェア」を進化させたもので、より快適な座り心地を追求し、そして、アメリカのシェーカー家具からインスピレーションを得たことにより、簡潔で洗練されたチェアへと昇華させた。それは幾世代にも亘り使用され、合理的で長持ちするデザインであり、トレンドやライフスタイルにも順応する汎用性の高さは一種の完成されたデザインといえるだろう。

腰を降ろすことで、さらに完成されたデザインであると気付く。生産工程をシンプルにする為に直線的な部材が多いのだが、シートは柔軟にカラダを受けとめてくれる。左右に体を振っても中央が深い編みはお尻をグリップしてくれ、的確に配された貫による構造的な安心感も申し分ない。経年変化によって木部、シート共に風合いが増し、使い込む楽しみもあるのが嬉しい。ファブリックシートとはここが違うところ。背もたれは背中に沿うよう傾斜、カーブがつけられて想像以上のフィット感。幅広だから負荷を分散させて背中当たりも優しく、長時間の団欒やデスクワークも快適。


ボーエ・モーエンセンとフレデリシア社について、より詳しくはこちらをご覧ください。

通常のペーパーコード仕様はこちらをご覧ください。


木部フレームはオーク材、ライトオイル仕上のみ。残数量は2月下旬時点でおよそ60脚です。限定生産品につき、完売次第終了。納期はおよそ10日〜2週間です。

ご購入後の汚れ、傷、シミによる木部フレームのリフレッシュメンテナンス、張り直し(ペーパーコードのみ スゲ草は不可)も行います。また、シート高が465mmと高いので、脚のカット(加工費用 1脚¥2,000 / 納期+1週間)も承ります。

ご注文は2脚以上から承れます。1脚の場合、別途¥4,900+Taxの追加費用のご負担がございます。

J39 Sedge Seat Edition
Import
W480 D430 H770 SH465
Borge Mogensen / Fredericia / Denmark / 1945
118,000円(税込129,800円)