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スウェーデン人デザイナーのBertil Fridhagenによるカップボード。父親が大工だった影響で建築の道に進みその後、1939年にスウェーデンの家具メーカーBodaforsのチーフデザイナーとして数々の素晴しい家具を発表した。建築に携わっていたこともあり彼の作品は直線的なフォルムで機能美を兼ね備えたものが多い。 今回ご紹介するカップボードもその中の1つ。

チーク材の柾目模様を贅沢に使った上段の両開き扉は、主張の少ない鍵を取手代わりにする事で木目の美しさを最大限に表現した。中には可動棚が6枚セットされ、使用頻度の高いグラスやカップ、食器を大量に収納することが出来る。高さがあり腰を曲げずに日常品を出し入れが出来るのは重要な要素。

中央には彼の代名詞とも言える意匠の引出が2杯。意匠もさることながら手掛かりも良く片手で楽々開閉できる。 カトラリーやコースター、布巾などの収納に最適だろう。引出内にはBodaforsの刻印と製作年”1960”の数字が誇らしげに残る。

下段は、上段と同じく両開き扉のオープン棚に可動棚が2枚セット。上段よりも奥行きがあり大皿や箱物を存分に収納出来る。両開き扉を開け放てば大きいモノも出し入れがしやすい。開閉は上段と同じく付属の鍵を使用する。

上段は奥行きが浅く、近くを歩いた際、また室内の圧迫感を軽減しつつ、下段の脚元は軽やかで室内に広がりを提供。以外と大きさを感じさせないのは意匠による効果が大きいが、先に述べた通り収納力は抜群だ。立ち姿が美しく落ち着きのある素敵なダイニングシーンを演出してくれるだろう。

扉、引出の開閉はスムーズに行なえる様に調整済み。内部もクリーン。扉の開閉には真鍮製の鍵を使用。施錠が面倒という方には別途費用ご負担(¥1,000+Tax)でマグネットキャッチの取付けも可。上段下段は分割式。背面の固定金具で連結。狭い間口でも搬入の心配ありません。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応します。


コメント : 谷山(ショップスタッフ)

Cabinet
16D06-0124
W1150 D460 H1720
Bertil Fridhagen / Bodafors / Sweden / 1960’s / Teak Wood /
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