JOURNAL / OUR NEIGHBORHOOD / 菓匠雅庵
今回のOUR NEIGHBORHOODは、和菓子屋さん「菓匠雅庵」。ハイクから歩いて1分、住宅地の中にひっそりと佇む名店。手土産にとハイクの代表も頻繁に通う店。和菓子、お店について雅庵の代表で和菓子職人の皆川典雅さんにお話を伺った。
ハイクから少しだけ坂を登れば、黒い格子に紅葉の木が一本伸びる雰囲気のある店構えが見えてくる。ショーケースには、わらび餅やどら焼きなどの通年のお菓子をはじめ、季節の生菓子、和菓子の芸術作品といわれる上生菓子が並べられる。どれも美しくつい目移りしてしまう。しばらく眺めていると、店奥の工房から、白い作業着を着た職人さんが作業の手を止め出迎えてくれる。工房を兼ねた雅庵ならではの光景だ。特に人気のわらび餅は、蓋を開けるとお餅が隠れるほどきな粉が敷き詰められ、香ばしいかおりが一気に広がる。きな粉がよく絡んだお餅は、トロリとなめらかな口当たり。自然な甘みと口の中でとろける食感がやみつきになる美味しさ。皆川さんのこだわりが詰まったわらび餅はぜひ食べていただきたい一品。
記者:谷山 写真:中島
JOURNAL ON 16TH OCT 2017
INTERVIEW WITH 菓匠雅庵 代表 皆川典雅さん
ウェッブサイト
STORE INFORMATION
1-10-11, Higashiyama, Meguro-ku, Tokyo, 153-0043 JAPAN Open Thur - Sun 12:00-18:00 Closed Mon, Tue & Wed 03-5768-7180(T) shop@hike-shop.com HIKE Area Map
JOURNAL / OUR NEIGHBORHOOD / 菓匠雅庵
今回のOUR NEIGHBORHOODは、和菓子屋さん「菓匠雅庵」。ハイクから歩いて1分、住宅地の中にひっそりと佇む名店。手土産にとハイクの代表も頻繁に通う店。和菓子、お店について雅庵の代表で和菓子職人の皆川典雅さんにお話を伺った。
わらび餅は、極限までやわらかさを出すために、温度の微調整を繰り返して丹念に煉り上げます。その作業を行うのは僕と製造責任者の2人のみ。 人が変わるとどうしてもあの食感は生まれないのでそこは徹底しています。お餅の上には、京都産の風味豊かな極上きな粉をたっぷりかけて仕上げます。このわらび餅は、僕の師匠から開店祝いにと直々に教えていただいたものをベースに、自分なりのアレンジを加えて完成した思い入れのある看板商品の一つです。
お出しするすべてのお菓子はとにかく素材にこだわっています。 ただ素材が良ければそれでいいのかというわけでもなくて、大切なのは作り手の技術はもちろん、想いがあってこそだと思います。和菓子に対して、食べていただく方への想いが詰まっていれば詰まっているほどいいものがご提供できると考えています。
ハイクから少しだけ坂を登れば、黒い格子に紅葉の木が一本伸びる雰囲気のある店構えが見えてくる。ショーケースには、わらび餅やどら焼きなどの通年のお菓子をはじめ、季節の生菓子、和菓子の芸術作品といわれる上生菓子が並べられる。どれも美しくつい目移りしてしまう。しばらく眺めていると、店奥の工房から、白い作業着を着た職人さんが作業の手を止め出迎えてくれる。工房を兼ねた雅庵ならではの光景だ。特に人気のわらび餅は、蓋を開けるとお餅が隠れるほどきな粉が敷き詰められ、香ばしいかおりが一気に広がる。きな粉がよく絡んだお餅は、トロリとなめらかな口当たり。自然な甘みと口の中でとろける食感がやみつきになる美味しさ。皆川さんのこだわりが詰まったわらび餅はぜひ食べていただきたい一品。
記者:谷山
写真:中島