HIKE

アルネ・ヤコブセンのセブンチェア、ハンス・ウェグナーのハートチェア、イルマリ・タピオヴァーラのドムスチェア、これらの名作チェアの共通点はお解かりだろうか。そう、複数脚を積み重ねられ収納可能なスタッキングチェアだということ。スタッキングを可能にする為には、収まり、バランスなどデザインにも一手間加わり、製作する職人の高度な技術も必要となる。今回ご紹介するスタッキングチェアはアノニマスながら醸し出す雰囲気は名作にも負けずとも劣らない。

経年変化し色艶を増したヨーロッパビーチの無垢材を使用したフレーム。ソリッドな前脚に、曲げ木技法を用いたラウンド形状の後脚。この形状が重なり合い美しいスタッキング姿を演出。壁面沿いにおけばまるで立体オブジェのアートピースのようだ。座面にはあえて色味の濃いチーク材プライウッドが使用され、コントラストを出し全体の印象を引き締めつつ、軽量化にもつながっている。その幅広の座面に腰を掛け、背に沿うような滑らかな4本のスポークバックに背を這わせ腰を落ち着かせれば、座面後方が宙に浮き出た形状により想像以上の深い座りを体感できる。

在庫は8脚。4脚セット(@60000 x 4)での販売。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨）によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。

コメント :　谷山（ショップスタッフ）