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こちらのライティングビューローはボーエ・モーエンセンによるデザイン。ゴールデンエイジと呼ばれ、ハンス・ウェグナーやフィン・ユールらと北欧ミッドセンチュ リー期を支えた立役者の一人で、FDB独立後、フリーランスとして花開いた60年代に製作された。奇抜さは感じられないが、生産効率を考慮し、機能 的で使い易く、意匠バランスも美しい秀逸さがある。個性を主張する事無く、根っからのデザイナー気質である事が感じられる1台。

本体上部はセットバックされて存在感はサイズ表記ほど感じない。このビューローには珍しくヴィンクトリアン様式を感じさせる鍵が備わり、それを上部の鍵 穴に差し込み手前にフォールディング。すると大きな扉はデスクの天板となる。椅子を合わせて、肘をのせてみるが安定感は申し分ないようだ。ノートパソコンをセット しても余りある十分な天板スペースは、資料を広げながら効率的に仕事がはかどりそう。左側には深さの違う引出2杯がセットされ、文具などの細かな物を整理整 頓。オープンラックは日常的に届く郵便物を一時ストックしたり、使い途中の資料を仮置きしておくのに大変便利ですから、いつでもクリーンな環境で作業することがで きる。本体下段には適度な深さのある引出が4杯備わり、コピー用紙や資料、日用品を収納のに丁度いい。台輪の脚が効果的に作用して十分な収納力が確保されてい る。チーク無垢材の持手は手掛りが良く、物をたっぷり納めても引き出す際に重さをさほど感じさせない。

前途の通り機能的ですから、書斎のメインデスクとしてどうぞ。もしくは、デスクと収納、1台で2役こなす使い勝手のよさを活かして、リビングでご家族と共有され るのもお勧め。小振りな鏡をセットしておけば奥様のドレッサーとしてもご利用になれます。鍵を使わずに開閉されたい方には別途費用で扉内側にマグネットキャチ を取り付ける事も可能です。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島

Dresser Desk
17D02-0021
W1000 D480 H1240
Borge Mogensen / Soborg Mobler / Denmark / 1960's / Teak wood
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