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JOURNAL / OUR NEIGHBORHOOD / BAGEL STANDARD



今回のOUR NEIGHBORHOODは中目黒駅から徒歩10分、本場ニューヨークスタイルのベーグルを提供する「BAGEL STANDARD」。オーナーの樺島克彰さんにお話を伺いました。

谷山:
お店の始まりについて教えて下さい。
樺島:
もともとは親友が始めたお店で、縁あって僕が引き継ぎました。ニューヨークにいた時に、ベーグルとコーヒー片手に店先のベンチや公園で食べるニューヨーカー達の姿をよく見かけ、彼らにとってベーグルはライフスタイルの一部なんだと感じました。日本人で言うところのおにぎりの様な存在ですかね。当時はまだ日本にベーグル屋さんも少なかったのでこのニューヨークスタイルのベーグルを提供したいと思ったのが始まりです。2010年にオープンし今年で9年目を迎えます。
谷山:
店名の由来を教えて下さい
樺島:
名前の通り奇を衒わずに、現地でスタンダードに食べられているものをスタンダードに召し上がっていただきたいという思いを込めて命名しました。
谷山:
ベーグルのこだわりを教えて下さい。
樺島:
現地の味を再現するためには、その地で育った材料が重要なので主成分となる小麦は厳選した北米産を使用しています。歯ごたえがあってモチモチ感がベーグルの最大の魅力、前日から生地を丁寧に仕込み翌朝から茹でて焼き上げ。特にベーグル作りで重要なのは発酵を止める茹で作業、仕上がりの焼き目や食感に影響を与える為とても気を使います。基本となるベーグルはプレーン・ポピーシード・セサミ・ソルト・オニオン・エブリシングの6種類でそのままでももちろんお好きな具材をお選びいただいてサンドイッチにしてご提供しています。ニューヨークスタイルの大定番のエブリシングにスモークサーモンを始め季節限定のメニューもご提供しています。
谷山:
どういったお客様がご来店されますか。
樺島:
とても幅広い層のお客様にご来店いただいておりますが、その中でもよくリピートいただくのがニューヨークに赴任されていた方や昔住んでいた方など本場を知っている方。「これこれ」と懐かしんで召し上がっていただけるのはとても嬉しいですね。
谷山:
大切な仕事道具はありますか
樺島:
色々ありますけど、1つあげるとしたらこのナイフですね。”モーラナイフ”というスウェーデンのアウトドアで有名なナイフメーカーのキッチン用ナイフなのですが、これがとにかく優れもので具材が入ったベーグルもスッと美しい断面のまま切る事ができ、軽くて扱いやすく、研ぎもしやすくお手入れが楽。これまでたくさんのナイフを試してきましたけどこれが1番ですね。ご家庭用にもオススメです(笑)
谷山:
満たされる瞬間は。
樺島:
シンプルですけどやっぱり、人に喜んでもらえた瞬間ですね。ベーグルを美味しいと言ってもらえた瞬間にあ〜やってて良かったなって。
谷山:
ご自宅ではどういった家具をお使いですか。
樺島:
長く使用しているのが、友人の建築士さんから譲り受けたカリモクのレザーソファー。その方のご自宅の壁の色に合わせて特注で染色されたレザーの色味が絶妙で質感も良くてとても気に入ってます。

ニューヨークの日常(スタンダード)を意識したテイクアウトスタイルの店内、オープンカウンターには、毎朝焼き上げられたキツネ色のベーグルが積まれ、ケースには色鮮やかで断面の美しいサンドイッチ、好みに合わせてオーダー可能な具材が並ぶ。北米の小麦粉を使い現地の味を再現したズッシリと中身が詰まった大きめのベーグルは歯ごたえがあり、モチモチの食感で噛み進める毎に旨味を増す。本場ニューヨーカー達も訪れて「アメイジング!!」と驚く店内の空気感と味はホンモノ。本場のベーグルを味わってみたい方やニューヨークで食べた味が忘れられないという方はぜひ訪れていただきたい。



BAGEL STANDARD
WEBSITE
〒153-0061 東京都目黒区中目黒2-8-19 宮島ビル1F
Tel 03-5721-2012
営業時間 : 10:00〜18:00
定休日:月・火
詳しい営業日は直接お問合せ下さい。


記事:谷山
写真:中島

OUR NEIGHBORHOOD

JOURNAL ON 25TH JUNE 2019

INTERVIEW WITH BAGLE STANDARD
YOSHIAKI KABASHIMA

BAGLE STANDARD WEB SITE