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深い青。特に朝日に照らされたときはご覧の様に聡明な印象。けれど夕陽や、白熱球のフィラメントの光を受けると、ぼんやりと紫色に見えることも。さらに、エナメルの艶やかさに包まれた佇まいは瑞々しくて、まるで山奥の湖面を眺めているようでもある。

フィンランド・デザインの良心と称されるカイ・クランクらしく、日用品として親しみのある大きさとフォルム。両手で水をすくう様に手を沿えると、底部分の大きな丸みが手のひらによく馴染む。また、ふちを折り返すことなく素材の薄さが感じられて、彼らしいミニマルなシルエットが上手に表現されているのも特徴的。

表面にはうっすらと細かな小傷など残るものの、琺瑯ならではの経年変化ですから、ヴィンテージらしい表情としてお楽しみください。ご心配な方は現物確認後のご購入をお願いいたします。


コメント : 中島