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JOURNAL / STUDY / LIGHTING COORDINATE by NEW LIGHT POTTERY



空間を構成する要素としてテーブルやチェア、キャビネットに重きを置くことが多いでしょう。しかし、それらの魅力を惹きだすのは照明であり、コーディネートを惹き立てるインテリアピースとしても照明は欠かせない。今回は照明ブランドNew Light Potteryのアイテムを例に挙げながら、コーディネートのポイントをご紹介いたします。まずはNew Light Potteryのブランド紹介から。


New Light Pottery
2015年に設立した奈良に拠点を置く照明ブランド。プロダクトとしてのストーリーやコンセプトを設けず、素材の質感や美しさを引き出すための最小限のデザインと、普遍的であることを前提としている。工業的なアプローチとクラフトマンシップを両立させ、細部まで拘ってつくりあげている。素材が与えてくれる恩恵を大切にしたランプの数々は、唯一無二な存在となり、いつかのヴィンテージを育てるような感覚でいつまでも傍に置いておきたくなってしまう。


Case 1
ダイニングテーブルの照明はテーブルセットとの一体感を意識して天板から60cm程の高さに吊るすといい。体格やシェードの大きさによっては低い場合があるので、あとは好みに合わせて少し高さを調整する。ガラスシェードは光が全方向に広がりますから、明るく爽やかなダイニングシーンとなりそう。ハンドメイドのガラスは独特の風合いがありますが、光を灯すことでまた違った表情が楽しめるのもまたいい。

一方で下方にのみ光が注ぐシェードの場合は目に直接光が入らず、天板だけがフワッと闇に浮かび上がりシックな印象に。壁や天井など余計なところを照らさないことで食卓がより惹き立たせる効果が期待できる。大きなテーブルに複数灯ランプを吊るす場合は、New Light Potteryのミニマルなデザインがぴったり。同一のデザインが連続することでより印象的に感じられます。

このシーンでお勧めのランプ
Soralis
Bullet Round Shade
Lily Grey
Lily Brown


Case 2
部屋を明るくする、手元を照らす、といった目的以外にも視覚効果を狙った使い方もある。例えばローボードの上にグッと低くペンダントランプを吊るしてみると、一見何かを照らしているように見えないが、このローボードが空間の奥に位置していた場合、人は自然と奥にあるこの灯りを見てしまう。ペンダントランプでなくとも、テーブルランプやフロアランプだって構わない。奥に視線を飛ばすことで空間に奥行きが感じられるということ。

天井から1灯で空間全体を強く照らすと目への刺激が強く、均一に照らされたことで空間がのっぺりと感じられる。そうではなく柔らかい光源を点在させ明暗差を設けることで、意図的に自分のお気に入りのスペースにフォーカスさせるという発想が大事。さらにペンダントランプ、フロアランプ、テーブルランプなどを織り交ぜ光の高低差も意識ずるとより立体的に感じられて尚いい。

このシーンでお勧めのランプ
Bullet Flat Shade
Bullet Flat Shade Silver
Bullet
Bullet Silver
Diabolo


いかがでしょうか。照明はユニークなデザインも多いですから見た目で選んでしまうことが多いと思います。でも、光という本来の意味を考えてみると照明選びもきっと変わってくるはず、そうすれば今よりもきっと素敵なコーディネートになってくれるでしょう。照明選びについてご相談いただければスタッフがサポートさせていただきます。


記者:中島


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JOURNAL ON 20 APRIL 2020

LIGHTING COORDINAITE BY NEW LIGHT POTTERY