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フィンランド人デザイナーのKaj Frank(カイ・フランク)によって1956年〜61年まで製造されていたフラワーベース。

マウスブローによって丁寧に一点一点製作され、余計な装飾はなく素材を活かし色彩のみで表現されたシンプルなフォルムは彼のデザインの特徴。色は黄色と琥珀色の間といったところ。ハンドメイドながら均整のとれたシルエット。幾何学的な底がすぼまった円錐形は、近くで見下ろしたときに視覚的な遠近感を強調する。だから、近くで見たときと離れてみたときの印象が少し異なる。

彼のモノ作りの対する想いが述べられたこんな1文がある。「美しさの究極的な意味は、必要な・機能的な・有用なものの中にある。日常のニーズに対応して作られるものに、デザイナー名は不要である。」自身の名声で作品を高く売ることなく、機能性に優れた安価で美しいプロダクトを作り続けた彼は「北欧デザインの良心」とも言われ賞賛された。

生花店で季節の花や葉もの、どれがいいだろうとイメージを膨らませるのが楽しくなりそう。赤やオレンジの花を生ければ夕陽に染められた海を眺めているようだし、ドライフラワーも似合いそうだから、水をはらって綺麗なドライになるお花を選べば長く楽しめそう。買ってきた生花の長さを整えてばさりと気軽に生けられるのもいい。

割れ、欠けなくコンディションは良好ですが、使用感はあります。ご不安な方はご注文前に現物確認をお願いいたします。


コメント : 中島