中左上
Cartain Flint / Michael Anastassiades / ¥220.000
こちらは一目で彼の作品であることが分かった。近年活躍が目覚ましい、アナスタシアデス氏によるフロアランプは円錐型シェードの角度を変えて、直接光、そして壁や天井にバウンスさせる関節光と2つの機能を併せもつ。気になるネーミングはフリント船長が肩にオウムを乗せている様子からきているのだとか。何とも彼らしいユニークなモチーフだ。
中左上
Extra T / Michael Anastassiades / ¥85.000
こちらもアナスタシアデス氏のデザイン。フラットなアルミニウムとガラスの球だけで構成された彼の本質を射抜くような意匠。シンプルであるからこそ、品質の高さ、バランスの美しさ、もちろん照明としての機能性に真摯に向き合わなければならない。私たちの感性に働きかける、普遍的な価値を追い求めた結晶ではないだろうか。
左下
Bon Jour T & Bon Jour Unplugged / Pilippe Starck /¥46.000〜
「自由な創造性」がコンセプト。大(T)、小(Unplugged)と2タイプを同時リリース。Unpluggedは拳を二つ縦に重ねた程度の小さな大きさのランプ。マイクロUSBコネクタより充電し、自由に家中持ち歩くことが出来る。夜風の心地よい秋の夜にバルコニーに持ち出して晩酌する姿をつい創造する私。自分の創造性の乏しさにやや落胆しつつも、旬のグランピング気分を味わえそうだ。
1-10-11, Higashiyama, Meguro-ku, Tokyo, 153-0043 JAPAN
Open Thur - Sun 12:00-18:00 Closed Mon, Tue & Wed
03-5768-7180(T) shop@hike-shop.com HIKE Area Map
「いつも詩的であれ」
例年に増して太陽と縁遠いこの頃。季節の変わり目は雨や風がつきものだが、考えようによっては雨も悪くない。傘を深めに差してあるけば半径35センチは自分だけプライベート空間。駅前の人込みや雑踏をシャットアウトして、 すれ違う人の足元に目をやるのも面白い。みだしなみは足元から、人それぞれの個性が垣間見れる瞬間。
そんなことを考えながら、ショップを抜け出しイタリアの照明メーカーFLOSのショールームへ向かった。 2016-2017にリリースする新作展示会に参加するためだ。
Flosは半世紀にわたりモダンな意匠美と、明かりに対するストイックな探究心をもつ世界的なメーカー。 それだけに新たに加わるラインナップは、私たちのプライベートをより華やかに、そして豊かなものにしてくることを期待したい。
ショールームに着くと、今までの展示は一新されていた。ミラノサローネのFlosブースを手掛けた本国VMDチームによる展示空間。
白い床、壁に2階吹き抜けの広々としたスペースはさながらギャラリーのよう。 プロダクトに自信を感じる潔い空間に、それぞれのランプが作り出す陰影が各所に点在している。
さっそく一つずつ見てみよう。
左上
Kelvin Edge / Antonio Citterio / ¥65.000
こちらは見たことがある方も多いはず。既存のKelvinに新しいLED EDGE技術を搭載し、発光効率はそのままに サイズがひとまわりコンパクトになった。色温度の調整も可能となり、オフィスユースな白色光から、ベッドサイドなどにも使いやすい暖色光まで 表現できる機能性は素晴らしい。
右上
Serena / Patricia Urquiola / ¥86.000
今展示会で一番キャッチーだったかもしれない。ただ一方で光そのものとも形容できるような軽やかで穏やかなまいも放っていた。それは葉や花びらを連想させるディフューザーの洗練された造りの賜物だろう。これはテーブルスタンドなのか、それともフロアスタンドか。カテゴライズの域に留まらない可能性を感じさせた。
中左上
Cartain Flint / Michael Anastassiades / ¥220.000
こちらは一目で彼の作品であることが分かった。近年活躍が目覚ましい、アナスタシアデス氏によるフロアランプは円錐型シェードの角度を変えて、直接光、そして壁や天井にバウンスさせる関節光と2つの機能を併せもつ。気になるネーミングはフリント船長が肩にオウムを乗せている様子からきているのだとか。何とも彼らしいユニークなモチーフだ。
中左上
Extra T / Michael Anastassiades / ¥85.000
こちらもアナスタシアデス氏のデザイン。フラットなアルミニウムとガラスの球だけで構成された彼の本質を射抜くような意匠。シンプルであるからこそ、品質の高さ、バランスの美しさ、もちろん照明としての機能性に真摯に向き合わなければならない。私たちの感性に働きかける、普遍的な価値を追い求めた結晶ではないだろうか。
中右下
Taccia / Achille Castiglioni /¥120.000(S)、¥220.000(L)
Flos創業年にデザインされ、現在も尚ラインナップされる同社のアイコン的な存在。技術の進歩により、パラボラアンテナの様なグローブの素材がガラスに加え、樹脂で製造できるようになった。光源を白熱球からLEDにすることで、放射する熱量を抑えられたことと、樹脂の成型精度が飛躍的に進歩したことで実現。ファンにとってクラッシックモデルがより身近になったのは嬉しい限り。ガラス仕様のスモールサイズも新登場。ホームユースにはこちらをお勧めしたい。
左下
以上、今回は一挙に7アイテムの発表。例年のフロスをみていると明らかに今年は新作が多い。一流デザイナーを起用した新商品から、パーマネントデザインのアップデートまで、同社の懐の深さを垣間見る展示会だった。Bon Jour T & Bon Jour Unplugged / Pilippe Starck /¥46.000〜
「自由な創造性」がコンセプト。大(T)、小(Unplugged)と2タイプを同時リリース。Unpluggedは拳を二つ縦に重ねた程度の小さな大きさのランプ。マイクロUSBコネクタより充電し、自由に家中持ち歩くことが出来る。夜風の心地よい秋の夜にバルコニーに持ち出して晩酌する姿をつい創造する私。自分の創造性の乏しさにやや落胆しつつも、旬のグランピング気分を味わえそうだ。
冒頭の言葉はフロス社長ピエロ・ガンディーニ氏のことば。数々のデザイナーとのコラボレーションを重ねながらも皆、この一言によって創造性豊かなランプが生み出されてゆくのでしょう。
価格に消費税が含まれておりません。またサイズ、カラーによって価格が異なります。ハイクにて販売しておりますが、一部展示品のない商品もございますので、ご来店の際はショップまでご連絡下さい。03-5768-7180(火水定休 11:00-18:00)。
記者:中島(ショップ担当)