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1950〜60年代にSweden Gustavsberg社にて発表したスティッグリンドベリーの数々の名品。中でも葉をモチーフとした作品がいくつか思い浮かびます。

長い冬の終わり、柔らかな若葉の芽吹きは、ワクワクする春の訪れ。日差しが強くなるごとに、緑の色も濃くなり、葉の間から注ぐ木洩れ陽は心地よい。空気がひんやりと感じる頃には、黄色や赤色に紅葉はじめ、美しい景色を演出してくれます。移り変わる美しい葉の営みに彼は魅了されたのかもしれません。

こちらのsalix(サリックス)も同年代に発表されたシリーズ。サリックスとは和名でヤナギの葉。細い線で手描きされた連なる葉は、カップの丸みに沿ってしなやかに。抑えめな赤と黒でモダンに。リンドベリーらしいデザインです。

復刻版として現在も生産されていますが、カップの形が異なります。円錐型のカップに連なるリーフ柄、今でも手描きではありますが、線も太く当時もモノと比べますと残念な印象です。

こちらは現在では生産いないヴィンテージ品です。コンデションも良好です。状態にご不安な場合は現物確認をお願いいたします。在庫は赤、黒ひとつずつ。


コメント : 阿久沢

Cup & Soucer "Salix"
KD-11B + KD11R
W130 H65
Stig Lindberg / Gustavsberg / Sweden / 1954〜65
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