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JOURNAL / OUR NEIGHBORHOOD / SKI SHOP BOGEN



今回のOUR NEIGHBORHOODは中目黒駅のお隣、祐天寺駅より徒歩8分「SKI SHOP BOGEN」。 ハイク代表・須摩と雪山仲間でもあるオーナーの小川剛史さんにお話を伺いました。

谷山:
お店の始まりについて教えて下さい。
小川:
もともとこの場所は、ジュエリーデザインをしている妻のアトリエでした。アトリエ移転のタイミングで、僕が事務所として使う事になり2015年にお店をオープンさせました。「どうしてもここでお店を開きたかった」とか、かっこいいエピソードがあれば良かったんだけどね(笑)。実際にお店を始めてみるとのんびりと落ち着きのある場所で、尚且つ道が広いから車や自転車でふらっと立ち寄ってもらうにはいい場所だったなぁと、とても満足しています。須摩さんも自転車でよく立ち寄ってくれるしね。
谷山:
店名の由来は?
小川:
急がず安全に雪山を降りる様に、着々とやっていければいいなぁという思いを込めてスキーの基本姿勢である「ボーゲン」としました。
谷山:
スキーを始められたキッカケ、スキーの魅力について教えて下さい。
小川:
出身が北海道なので幼少期から自然とスキーに慣れ親しんでいました。魅力はたくさんあるけれど1番はスピード感ですね。全身で体感するあのスピード感はスキーならではかと。歳を増すごとに好きになってますね。
谷山:
商品作りの際に大切にされている事は?
小川:
1番はやっぱり、着心地の良さですね。いくらデザインが良くても着心地が良くないと着ないでしょ?でもその着心地の良さというのは感覚的な部分が多く、正解がないからいつも試行錯誤しています。着心地の良さをベースに、スキーの面白さやかっこ良さを服に対してどこまでのせていくか、例えば全体にプリントしたらいいのか、ワンポイントなのかの見極めも重要。BOGENの服がスキーの面白さを伝えるメディアになれば良いなと思っています。
谷山:
内装のイメージやこだわりはありますか。
小川:
内装のイメージは雪山のキャビン。まだまだ完成形ではなくて毎年ちょっとづつ手を加えて変化を楽しんでいます。店内のイラストは、友人のイラストレーター竹内俊太郎くんに描いてもらいました。ポップで温かみあるタッチがいいんですよ。 ウィンドウの3人の顔はBOGENの営業部隊、TAMOTSU、SETSUKO、3人目はまだ名前未定(笑)
谷山:
どういったお客様がご来店されますか。
小川:
スキーヤー、スノーボーダーが多いですが、ファッション好きな方、性別や年齢も様々で大学生から近所に住む95歳のおじいちゃんも来てくれます。流行、ジャンル関係なくいろんな方面の方が来てくれるのが嬉しいし、お客さんのスキー話を聞けるのが何より楽しいです。
谷山:
1番満たされる瞬間は?
小川:
誰もいない朝イチのゲレンデにリフトで降り立って滑り始める瞬間ですね。よし滑り始めるぞという直前の高揚感はたまりません。
谷山:
ご自宅ではどういった家具をお使いですか。
小川:
ハイクで購入したウェグナーのGE290ソファを使ってます。他にはフランス19世紀のテーブルや、イギリス アーコールのチェアなど。基本的には新しいものより少しこなれた感じが好きで年代や国は問わずミックスしています。お店もそうなんですけど統一感があってビシッと決まっているのが苦手なのかもしれないですね。

クラシカルなスキー板とポップなスキーヤーのイラスト。外観からもう既にボーゲンの世界観が伝わってくる。店内にはいわゆるスキーウェアやギアではなく、スキーそのものの楽しさや繋がりをテーマにした商品が並ぶ。例えばCOURSESIDE(コースのはじっこ)と名付けられた白いニット(画像左上)。左半分の直線ラインはスキー場の圧雪車で踏み固めた様子で、右半分の曲線ラインは新雪の上に入ったシュプール、スキー場のコースサイド周辺の斜面状況を表現している。その他にも、靴下やニット帽、ジュエリーデザイナーの奥様が製作するゴンドラ型ピアスなどスキー愛の詰まった商品ばかり。スキーをしていない僕も欲しくなるのだからスキー好きには堪らないはずだろう。各地で積雪が報じられるようになり、ますます注目度が高まるボーゲンにてお気に入りの1着を探してみては。



SKI SHOP BOGEN
WEBSITE
〒153-0053 東京都目黒区五本木2-42-4-1F
Tel 03-6303-2623
営業時間などはWEBSITEをご確認下さい。


記事:谷山
写真:須摩

OUR NEIGHBORHOOD

JOURNAL ON 24TH DECEMBER 2018

INTERVIEW WITH BOGEN OWENR
KOJI OGAWA

BOGEN WEB SITE