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静まりかえった森。聞こえるのは葉や湖面に落ちる雨音と自分の足音だけ。波だった心が静まっていく。青空の元、活気だった自然を楽しむのもいいが、こんな日も悪くない。呼吸のたびに湿度と森の香りが鼻を抜け、体の内へ。足を止め、目をつむると、自然と一体になったような感覚になる。

日本では通り雨、霧雨など雨の降り方を表す言葉や、夕立、梅雨のように時刻や季節ごとについた呼び名があるように、私たちは雨という存在を敏感に感じとってきたのだと思う。それは日常に欠かせない大切な出来事だから。しかし、現代生活において雨は煩わしい存在になってはいないだろうか。

Daiichi Rubberによるラバーブーツ「RAKA」は1935年創業のゴムメーカー 第一ゴム社が製作。同社は北海道開拓の歴史と共に歩み、今では戦前から続く唯一のゴム長靴メーカーとなり、その歴史をストレートに表現したブランド名が「Daiichi Rubber」である。

RAKAは突出した耐久性を誇る。それは直接加硫のヴァルカナイズ製法を採用しているから。熱と圧力と水蒸気を吹きつけて製造することで、一般的なものに比べ、柔らかく、非常に高い耐久性のある生地に仕上がるという。アイテム名のRAKAはアイヌ語で収穫を意味しており、その名からもハードワークにも耐えうる自信が伺える。

RAKAは身に着けたときの美しさにも拘る。シェイプされたアッパー(甲部分)は横から見ても、自分で脚先を見下ろしても上品な印象を受け、しっとりと艶を抑えた質感は落ち着きをもたらす。また、直接加硫ヴァルカナイズ製法は経年変化を楽しむことができ、表情の変化は次第に個性となっていくことでしょう。

履くときは左右についたプルストラップに指を掛ける。内側には肌触りの良いファブリックが張られているで、スッと足が滑っていった。足先は適度なフィット感がありつつ、ゴムの柔らかさや軽さが動きを軽快にしてくれるので、どこまでも歩ける。お好みでインソールをセットしてもいい。

プルストラップはベルトループも兼ねており、アジェスターベルトはフロントのボタン一つで留まるだけのミニマルな造り。ブーツインし易いよう履き口は広くなっているが、荒天時にはベルトを絞ることもできる。

ソール(靴底)は切れ込みが深いリップルソール。アッパー部分とは別配合で練ったゴムの為、しなやかで弾力があり、急な斜面や滑り易い川底もしっかりホールドしてくれる。岩場でも安定感があり、少々固いものを踏んでも穴が開く心配はなさそう。

脱ぐときはソールの踵あたりに出っ張りがあるので、ここを反対の足で引掛けると楽々。日々使うものだから、こういった使いやすさへの細かな配慮が本当に嬉しい。旅先へ持ち出しやすいようクルクルと丸めてアジャスターベルトでとめられるパッカブル仕様なのも抜け目ない。

タウンユースの他、ガーデニングからフィールドワークまで幅広く対応する懐の深さを感じる。厚手の靴下を履けばフィット感が増し、寒い雪上での使用も可能。熟練の手作業で1足1足、丁寧に作り上げる第一ゴムの技術と、Daiichi Rubberの行き届いた編集力が見事に親和したラバーブーツ。これからは雨との付き合い方が変わっていくに違いない。


カラーはソールまで全て黒で統一したHIKE別注オールブラック。

サイズ
24cm
25cm
26cm
27cm

ご購入ボタンページ備考欄に、ご希望サイズをお書き下さい。

追記:ご好評につき27cmは完売いたしました。次回分(時期未定)のご予約を承っています。また次回分から23cmもドロップします。


コメント : 中島