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ヨーロッパ列強の植民地政策により 東洋との貿易が盛んになった1700年代。 日本や中国の陶磁器が トルコ ペルシャ経由でヨーロッパに持ち込まれます。 温かい紅茶や、珈琲を飲むようになった王室では、それまでの銀器ではなく、 熱を伝えないという機能性と白く繊細な美しい陶磁器に魅了されます。

1740年頃、ドイツのマイセンにて 東洋の磁器の模様からブルーフルーテッドが描いた テーブルウエアの生産に成功。 デンマーク王室でも、国内生産に向け 大変な努力と現代の先端技術競争のような様相を呈し、 ドイツのマイセン社をはじめ欧州の窯からペインターや技術者など優秀な人材を集めます。 1775年ロイヤルコペンハーゲンを設立。磁器製造技術の探究、黄味やくすみのない美しい白い素材や、 メインカラーとなるコバルトブルー顔料の発見等々、苦難の末に開発に成功。 ロイヤルコペンハーゲンの代表作品となるブルーフルーテッドが完成します。

エンボス加工した陶磁器に施す絵付は全てハンドペインティング。 底には王冠と国を囲む3海峡を示す波線、鮮やかなコバルトブルーの刻印のマークとペインターの名が記されています。 3種類あるブルーフルーテッドの中でもこちらは一番シンプルなタイプ。 1775年から存在しているロングセラーである所以の気品が漂います。

プレート裏面刻印のRにアンダーバーの印から 1950年代にデンマークで生産されたヴィンテージ品です。 多少の使用感はございますが、コンデションは良好です。 ご不安な方は、現物確認後のご購入お願い致します。


コメント : 阿久沢

Plate "Blue Fluted"
KD-040a
直径157 H20
- - - - - / Royal copenhargen / Denmark / 1950's
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