STANDARDWorld Basic Products

和紙の照明器具というとイサム・ノグチの「Akari」が最も有名だが、実際は多くのデザイナーがこの素材を使った灯りに取り組んでいる。ドイツの照明デザイナー、インゴ・マウラーもそのひとりでいくつかの代表作があり、中でもミニマルな表情をもつ「Knitterling」や、そのテーブルライト版に位置づけられる「Lampampe」は、注目される機会が増えているようだ。フレームは最低限で、紙自体の皺を生かし、「Akari」とは違った素材の表情を引き出したもの。1978年発表であり、ポストモダニズムよりもラディカルデザインに通じる先鋭製とシャープネスを感じさせる。

提灯のように和紙がふわりと光を灯る。一様に明るくなるのではなく、すぼまった上側が強く発光し、下側にいくにつれてグラデーション。光をまとうと紙の質感も一層感じられるのもまたいい。選択する仕様によってはボトムカバーが備わるが、下方が大きくオープンなため直接光が注がれて、ダイニングテーブル上にセットすると食事を美味しく見せてくれる効果が。また、天板から60〜70cmの位置に吊るすとシェードの造形、紙の質感がよくわかり、またテーブルとの一体感も高まるだろう。

Ingo Maurer(インゴ・マウラー)はドイツのデザイナー。グラフィックデザインを学んだのち、1960年の「Bulb」を発表し照明デザイナーとして国際的に有名になる。それらの情感を喚起する照明群によって「光の詩人」と呼ばれる。


引掛シーリング加工の場合 +¥2,000(税別)
直付けを選択された場合、取付工事が必要になります。専門の業者にご依頼ください。


ご注文後にお取り寄せいたします。 納期の目安は2〜3ヵ月です。

コメント : 中島

Pendant Lamp Knitterling
Import
直径600 H240
Ingo Maurer / Germany / 1978 / Japanese Paper,Metal
下記価格は全長約2000mm、ボトムシェードなし、引掛シーリング加工の場合
77,000円(税込84,700円)
全長・引掛けシーリング
ボトムカバー