HIKE

ローズウッドのローボード。ローズの特徴的な木目を活かすには装飾は華美でないほうがいい。木目を楽しむのがローズ流。 両側の扉（引戸）を開ければ内部には可動式棚板が各１枚セットされています。中央の引出は４杯。窪んだ手カケ部分は影となり 、つまらない表情に陥ってしまう引出前板にコントラストを生み出し、家具をより立体的に魅せる効果を生み出しています。 引出内部はクリーン。ローズ無垢材の脚には横方向に貫がしっかり入っており安定感が増しています。またこの貫があるおかげで 本体とのバランスも整えられています。何もないとかなり不安定な意匠として目に映ってしまうことでしょう。本体から貫を少し 離すことで視線の抜けもよく大きな本体も軽やかに見える効果も。何気ない意匠の中に当時のデザイナー、職人さんのこだわりが 見え隠れするのは面白いですね。

フルサンディング（研磨）のメンテナンスを施しました。商品はトップコンディションまで仕上げております。