HIKE

お花の蕾のようにひらきそうで　ひらかないチコリのカタチに魅了され、リンドバーグがデザインしたシリーズ、エンダイブ。有機的なフォルム、そして、たおやかな丸みは、マットの白い釉薬が惹きたてています。角度や、光のあたり具合で、重なる葉の曲線の影も美しく、小さく開いた口元は、その奥にずっと閉まっておいた大切なものが顔をだしそうです。

そのまま飾っても美しい佇まいですが、飾り気のない若草を数本摘んできて、そっと挿すのも素敵そうです。

チコリというシリーズ名であると知り、改めて、ほんものの野菜のチコリを手にとって眺めてみたら、薄く透けそうな白い葉（？）を何枚もまとった丸みと、控えめな口もとが、とっても魅力的なカタチ。観ても美しい野菜の魅力再発見です。

と、考えつつも、ボイルしたチコリにロースハムをまいて、生クリームをたっぷりかけて、オーブンでこんがり焼いたチコリのグラタンが食べたくなってしまいました。