HIKE

N.O.Mollerによるダイニングテーブル。両側にはエクステンションが収納されています。よその場所からスペア天板を運んできてガチャリとはめ込むのは大変な労力ですが、これは女性の方でもスッと簡単に引き出せる仕組み。片側だけ出しても水平は保っています。２枚広げると幅2660まで拡張し、大人8人がゆったりとお食事をしていただけます。奥行きも1000あるので広げたときの見た目のバランスも良いですし、また対面に座る方との距離もあるので気分も楽。顔が近いと疲れることがありますからね。

意匠は、モラーならではの繊細さが見てとれます。脚の形状はテーブルの大きさに対してかなり細く、なおかつ先細り。これで安定するの？と思いきや、揺れることがないのです。幕板（天板下の部材）が少し高めで、しっかりと脚と接合することで、この脚形状でも安定性が高いのでしょう。足先にはゴム。通常であれば他の木材がアクセントで入るのですが、きっと靴を履く場所で使うことが前提で、当時の購入者が別注でオーダーしたのかもしれませんね。ゴムなら靴先が当たっても、汚れたり、傷ついたりすることはないですからね。木材は全てチーク材。経年変化も最高の具合。

本体はフルサンディング(研磨）のメンテナンスを施しましたの大きな傷、汚れなどはありません。特殊な素材を浸透・硬化させておりますので、ワイン、お醤油などをこぼされてもすぐにふき取っていただけたら染みになる心配はございません。毎日の水拭きも大丈夫です。それによって退色する心配もありません。