HIKE

若きウェグナーがアルネ・ヤコブセンヤコブセンの建築事務所に雇われたのが1943年。ある都市の庁舎の設計を手掛けていたヤコブセンは、若きウェグナーの椅子デザインの指示をする。ヤコブセンがどのようなアドバイスを若きウェグナーに与えたが知る由はないが、文献を調べる限り、この椅子のデザインはアルネ・ヤコブセンとなっている。しかしながらヤコブセンらしからぬ佇まいの椅子から放たれる言葉に耳を傾ければ、デザインはウェグナーとし、アドバイザーとしてアルネ・ヤコブセン、その記述が正しいように思える。ともあれ、二人の巨匠が関わった椅子として歴史的にみても大変貴重であることは間違いありません。コンファレンスチェアのごとく大振りな椅子ではありますが、座り心地とポジショニングはダイニングでも十分機能しそうです。

1946年にヤコブセン建築事務所を離れるのですがその同年、ウェグナーは自身のオフィスを構え、迫力をもって椅子の新たな歴史を積み重ねてゆくのです。

椅子は張替え前の状態ですのでお好きな生地、レザーにて張替えていただきます。その際に中材の修理、交換もさせていただきます。価格には全て含まれています。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせるために、フルサンディング(研磨)することで傷、汚れ、染みを除去し、 その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで 仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応させていただきます。 ご安心してお使い下さい 。