HIKE

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現代ではバスルームにセットされることが多いドレッサーですが、50年前、ドレッサーは家具として存在し、日本では鏡台と呼ばれていました。タタミが敷かれた寝室の片隅にそっと置かれ、鏡をパタパタと広げて母が化粧をしていたのを思い出します。鏡台の上に整然と並ぶ化粧品は艶やかで、時折その箱をあけたり、口紅をぐるぐる回したり手短な玩具として遊んでいたような気がします。夜中にオシッコで起きてしまい、鏡台のミラーを見ない ように(夜中のミラーにはお化けが映ると思い込んでいた)恐る恐る歩いたことも今はいい思い出。同じ年代、遠い北欧でもドレッサーがベッドルームで使われていたことが、古いデンマークの雑誌を見ると知ることができます。

手前のフォールディング扉を下げれば、化粧板素材の天板とオープン棚が、化粧の液体などが溢れても染みになることがないので安心。右側は引出しが2杯、こちらにも化粧用具が収納可能。ミラーは自在に角度が変えれます。そのミラーをサポートする脚は北欧らしく美しい意匠。小さなスツールやオットマンを置いて、忙しい朝、暖かみあるドレッサーと対峙して身支度を整え、仕事から帰ってきたら自分に戻る為の道具として活用してみては。化粧板のオープン棚には多少ダメージがあります。状態にご不安のある方は、現物確認後のご購入お願いします。それ以外はパーフェクトコンディション。ミラーも新品に交換済み。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアも対応します。ご安心してお使い下さい。

コメント:須摩光央(オーダー家具担当)

Dresser Teak wood
140508-0001
W740 D400 H1100
- - - / - - - / Denmark / 1960's
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