HIKE

ハンス・ウェグナーによるダイニングテーブル(AT312)。天板、脚ともオーク材。美しい構造美と優れた使い勝手に満ちたテーブル。通常サイズは幅1400、二人並んで座ってもお互いの肘が当たることもなく、奥行900は対面に人が座っていてもゆとりが感じられるサイズ。余裕があるとついつい長くテーブルに居座ってしまう。両サイドのスペア天板を広げれば、幅2400と8人まで座れる大きさに。片側だけを広げても水平は保たれます。

左右対称となった天板の木目が美しい。丸みを帯びた縁は腕や肘をついても柔らかく受け止めてくれ、ハの字に開いた意匠は安定感を生み出し、アーチ状の幕板は太ももの窮屈さを解消、脚の根元を貫く長く太い幕板によって、スペア天板を広げても安定感は抜群。まさに小さなこだわりの集合体。末永くお使いいただく毎日のツール（道具）としては本物。スペア天板の開閉もスムーズ、非力な女性の方でも容易な動作。

前オーナーは1969年7月2日に購入。テーブルの物語がまだまだ続く様なメンテナンスを施しました。もう50年は大丈夫。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨）によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。 ご購入後、木部のアフターケアも対応します。ご安心してお使い下さい。

コメント：須摩光央（オーダー家具担当）