HIKE

70年代に突入すると新素材の普及と重工業に後押しされスウェーデン自体も豊かになり、人の暮らしも随分と様変わりしたような印象を受ける。そんな時代に生まれたソファはイギリス、アメリカを意識した衣装と機能をまとい、輸出品として成功を収めようとした気配さえも感じられる。さて、そんなソファの座り心地はいかがなものか。

量感ある佇まいに絶対的な安心感を覚える。張生地にはレザースウェードが使われスムースなテクスチャーが肌に優しく、またカラダのスリップを防いでくれる。ハードとソフトの中間に位置するミドルソフトの座りは適度な反発をもって沈み込みを抑えてくれる。背面の腰部から押し出されたクッションによって腰の凹みは安定し、肩までホールドする背面は幾分の柔らかみをもって背中をフルサポート。165cmの僕は首筋まで余裕のホールドで全身をソファに授ける事ができる。背の低いアームに頭を乗せて横になる。幾重にも重なったクッションは雲のような浮遊感、あっという間に眠りに落ちる事間違い無し。幅2200サイズならどんな人も受入れてくれる。

本体コンディションは良好。状態にご不安な方は現物確認後のご購入をお願い致します。ご購入後、ウレタン、張生地交換のアフターケアも対応します。

コメント：須摩光央（WEBSITE家具担当）