HIKE

モーエンセンによって1963年にデザインされた1人掛け椅子。一見無難なソファの様に映るが、座れば本物の道具だとすぐ理解するだろう。クッション中材には、フェザー、ダウン、ウレタンチップの３種類を使用。３つの素材が絶妙なバランスで配合、しっとりと包み込まれるような掛け心地を堪能できる。クッション内袋は九つの部屋に分かれ、片方に中身が寄ってしまわない工夫も施されている。腕に沿う優しい曲線を描いたアームに腕を乗せ、クッションがジワジワと沈みこむ様子を感じながら、ソファと自分が一体化する喜び。後は、本を読みなり、音楽を聴くなりして贅沢な時間を過ごす。

この1人掛け椅子の真骨頂はレザーに尽きる。牛の飼育からなめし加工に至るまで徹底した管理のもと、上質な革が仕上げられている。小さな傷、汚れがないレザーを選定することで、このような上質な雰囲気を身にまとった椅子が誕生するのであろう。当然のごとくそれは価格に反映するが、それは耐久性にも反映し、20年が経過した時に全てを理解することになるだろう。

現行品の受注も承れます。同等クラスのレザーをご希望される場合、￥851.000（税別）〜となります。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨）によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、中材の補充、レザー張替え作業、木部のアフターケアも対応します。

コメント：須摩光央（WEBSITE担当）