HIKE

モーエンセンによるオーク材のダイニングチェア。翌年に発表されたフレデリシア社で初めてデザインを手掛けたダイニングチェア3236と似た構成。J39からアップデートを繰り返し、このチェアを経てリデザインされたのでしょう。

ベーシックな作りに見えるが、特筆すべきはW500を超える広い座面。開放的でお尻と太もも裏にストレスがない。腰掛けてお尻を左右に振って負荷をかけてもびくともしないのは、脚と脚の間の太い貫によるもの。食卓では以外と座り方が一定でなかったりするが、この構造なら耐久性はもちろん、耐用年数も高いだろう。

モーエンセンらしい太く真っ直ぐ地に伸びた脚は堅牢。シンプルな形状の部材で構成されるのは製造効率をあげコストを抑える工夫。より多くの人に使って欲しいというモーエンセンのメッセージでもある。ウレタン、張生地は交換済み。4脚セットでの販売(@55.000 x 4)。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨）によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、張生地、ウレタン交換、木部のアフターケアも対応します。

コメント：中島圭（ショップマネジャー）