HIKE

チェアNo.42など名作を数々生み出してきたKai KristiansenデザインのミラーNo.146。ファクトリーは1952年創業のAksel Kjersgaardによるもの。1955年のこと、両者のコラボレーションによりミラーやベンチ、小型のキャビネットを発表し、それをきっかけにファクトリーは成長を遂げた。Aksel Kjersgaardはデザイナー兼優れた木工職人であるため、Kai Kristiansenのこだわりを見事に具象化できたのであろう。

シンプルながら細身のフレーミングにより繊細な印象。上下のフレームは斜めにカットが施されており、光の移ろいで陰影の表情が変わる様が美しい。抑えらた厚みは壁との一体感もよく、経年変化によって深みの増したチーク材の風合いと相まって上品な鏡である。

小ぶりではあるが、目線の高さに吊るしてあげれば身支度など不便なく使えるだろう。エントランスに掛けて見出しの最終チェックにちょうどよい。或いは、リビングなど生活空間にセットすると周囲の光景を取り込み、そこにもう一つ窓があるかのような広がりが生み出すのもお勧めである。

鏡は新しいものに交換済みのため、気持ちよくお使いいただけます。背面には壁掛け用の金具が備わっていますが、設置の際は壁面強度にご注意ください。

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コメント：萱野

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