HIKE

Johannes Andersen(ヨハネス・アンダーセン)がデザインし、CFC Sikeburg社によって製作されたソファテーブル 。ヨハネス・アンダーセンといえば、北欧家具が世界中で評価され始める1930年代頃より自身の工房を持ち、北欧デザインを牽引した人物。代表作の1つUFOテーブルもCFC Sikeburg社が手掛けており、まるで生き物のように有機的で造形の美しい意匠が最大の魅力である。本作では一転、緊張感をまとうようなシャープネスを効かせたディテール。だが、これもローズウッドに息吹を吹き込んでいるという観点でいえば秀逸で、ヨハネス・アンダーセンは素材の魅力を引き出す能力に秀でた人物であることが分かる。

天板の小口に注目をしてみよう。天板から大きく斜めにカットされ、光を受けた際の表情が所謂エメラルドカットのような魅力を感じさせている。楽器やビリヤードのキューなど趣向性の高い逸品に好んで用いられるローズウッドの魅力的な木目を上手に引き出したディテールだ。また、天板と幕板、そして脚が凹凸なく一体感を維持したまま接続される構成はヨハネス・アンダーセンのUFOとも通ずる特徴。

奥行きが抑えられたサイズ感は限られたスペースにもレイアウトし易いだろう。拡張するスペア天板は片側がローズウッド、もう片方はブラックの天板。木天板でない方は水染みを気にすることなく、冷えたグラスやアイスペールなどを置いておけるのは嬉しいところ。優れた意匠に注目が集まるが実用性も申し分ない。

黒塗装の拡張天板は細かな傷など使用感が残ります。コンディションご不安な場合には、お申込み前に店頭で実物をご確認ください。

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コメント： 中島

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