HIKE

アノニマスのダイニングチェア。北欧ならではの丸みは鳴りを潜めオーク材の表情がストレートに感じられる。また、堅実で潔い構成も相まって、ボーエ・モーエンセンがフレデリシアから発表したModel3241と似た特徴があるようにも思えてくる。

Model3241は背もたれがプライウッド1枚に対して、本作は2本の笠木。軽快さを与えつつ背中とのフィット感が高めているようだ。シートも同様。Model3241は平たんなシートに対して、本作は緩やかな曲面のため体との馴染みがより良いようだ。それに伴い後方の座枠もアーチが描かれており、座面との一体感が表現されている。

脚部には“H”状に貫が配されており、前後左右の安定感は申し分ない。意匠はシンプルだが、その分テーブルに4脚合わさったときに真価を発揮する。背の笠木や、それを左右で支える弓なりの後ろ脚が連続する姿は大変美しい。

座面クッション材とファブリックは国内で新規に交換済み。インポートの淡いブルーは長い年月を経て飴色に経年変化したオーク材と見事に馴染んでいる。

4脚セット販売に限ります。

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コメント：中島

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