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デンマーク、ヨハネス・アンダーセンによるダイニングテーブル。彼は世界的に活躍したデザイナーが多く輩出されたミッドセンチュリー期に、ならではの量感や優美な曲線で確かなオリジナリティを表現したデザイナー。 一目見れば彼の作品であると分かる独特の造形を活かすにはシンプルな構造が不可欠。ストイックな構造への追及こそが彼の美意識を昇華させているように思う。

幅1590mmの天板サイズは大人4名がゆとりを持って腰掛けられる大きさ。他のヴィンテージテーブルと比べて一回り以上大きい天板サイズは珍しいでしょう。そして大きなメイン天板下に重なるスペア天板をスルスルと引き出せば、左右470mmずつ拡張されて2530mmまで広がる。すると最大8人で食事を囲めるビッグテーブルへと早変わり。出し入れの動作は下に重なっている天板を引き出すだけですから、女性の方でも簡単。これなら友人や家族を招いての食事会も安心。天板木目はローズウッド材はしっとりと艶をまとい上品な印象を受けつつも、力強さや躍動感も感じさせる奥深さがある。

幕板はヨハネス・アンダーセンらしい、量感のあるローズウッド無垢材を使用し、両端は斜めになり意匠性の高さが伺える。そこから床に伸びる脚への繋がりは非常に滑らかで、よく見ると継ぎ目が丸みを帯びているのは特徴的。短辺方向への横揺れに対応するため脚には貫を設けているが、天板に対して奥まった位置に脚と貫を配置しているため、短辺に腰かけても貫が脚に当たることはないでしょう。このように構造や使い勝手に対しての配慮も抜かりない。脚先が少し細くなるようテーパーがつけられていますから、繊細な印象も受ける。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 中島


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Dining Table
17D09-0119
W1590+(470x2) D900 H720 配送料金 Dランク+組立
Johaness Andersen / Uldum Mobelfabrik/ Denmark / 1960's / Rose wood
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