ハンス・ウェグナーによるソファテーブルAT12。1950〜60年代に最盛期を迎えたAndreas Tuck社によるもので、ウェグナーの手掛けた多くのテーブルを手掛けたことで知られている。惜しくも70年代にその幕は閉じられてしまった為、現代ではヴィンテージマーケットにて世界中で親しまれており、こちらもその希少な一台。
潔ぎよい天板とスチールレッグのみの構成。余計な要素を排除することで、木目の存在感が大切であると気付く。天板に使用されるチーク材は長辺と並行してしなやかに流れ、左右対称にきれいな木目が表現されている。また、小口には分厚い無垢材が備わり量感も申し分ない。
スチールレッグは貫などの構造体が見当たらず軽快。これはスチールならではの剛性がなせる業でしょう。ストイックに簡潔さが追求されている。単純な面と線の構成の中に感じる意匠美はウェグナーの感性に他ならないが、その陰には何個も何個も模型を作って検証を繰り返した努力が垣間見える。スチールの輝きは光や影に同調し、あくまで主役は木であると語るよう。華美な意匠に逃げることなく素材の特性を上手にひき出すウェグナーらしさが感じられる。
幅は1500mmありますから2mを超える大きなソファと相性がいい。ソファより少しサイズダウンすることで左右の動線を確保できる。こうしてレイアウトしてみるとサイズ表記ほどの存在感を感じさせない。ゆとりある天板サイズはお花やオブジェを飾っても十分にスペースが残り、例えば食後にダイニングからワインとおつまみを持ってリビングで団欒を楽しむこともできるでしょう。
次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。 フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。木材の詳細はこちらをご覧ください。
コメント : 中島
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ハンス・ウェグナーによるソファテーブルAT12。1950〜60年代に最盛期を迎えたAndreas Tuck社によるもので、ウェグナーの手掛けた多くのテーブルを手掛けたことで知られている。惜しくも70年代にその幕は閉じられてしまった為、現代ではヴィンテージマーケットにて世界中で親しまれており、こちらもその希少な一台。
潔ぎよい天板とスチールレッグのみの構成。余計な要素を排除することで、木目の存在感が大切であると気付く。天板に使用されるチーク材は長辺と並行してしなやかに流れ、左右対称にきれいな木目が表現されている。また、小口には分厚い無垢材が備わり量感も申し分ない。
スチールレッグは貫などの構造体が見当たらず軽快。これはスチールならではの剛性がなせる業でしょう。ストイックに簡潔さが追求されている。単純な面と線の構成の中に感じる意匠美はウェグナーの感性に他ならないが、その陰には何個も何個も模型を作って検証を繰り返した努力が垣間見える。スチールの輝きは光や影に同調し、あくまで主役は木であると語るよう。華美な意匠に逃げることなく素材の特性を上手にひき出すウェグナーらしさが感じられる。
幅は1500mmありますから2mを超える大きなソファと相性がいい。ソファより少しサイズダウンすることで左右の動線を確保できる。こうしてレイアウトしてみるとサイズ表記ほどの存在感を感じさせない。ゆとりある天板サイズはお花やオブジェを飾っても十分にスペースが残り、例えば食後にダイニングからワインとおつまみを持ってリビングで団欒を楽しむこともできるでしょう。
次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、木部のアフターケアもご対応します。木材の詳細はこちらをご覧ください。
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