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1945年、仕事仲間であり友人のハンス・ウェグナーと共に出展したギルド展でボーエ・モーエンセンが発表したソファ「1789」。通称はフレーミングデザインからスポークバックソファと呼ばれている。当時まだモーエンセンはFDBに籍をおいていたころ。実にユニークな構成は革新的で高く評価をされたが、戦後のデンマークでは文化的にまだ受け入れがたく1963年まで商品化されることはなかったそう。製造はデンマークを代表するファクトリー、フリッツ・ハンセン。現代ではフレデリシアが引き継いでいるため、フリッツ・ハンセン製はヴィンテージのみとなる希少な1台。本体裏には1975年に造られたことを示すステッカーも残る。

ソファとして座り心地がいかがなものか?と思われた方には是非一度このソファに座っていただきたい。両足をシートにのせて、そして横になってください。このソファのポテンシャルの高さに驚くことでしょう。ハイバックなので肩までサポートされる安心感と安楽性に加え、抱擁感も感じられる。奥行きのあるフラットシートは様々な姿勢をしても快適ですから、気持ちよく本を読んだり、お昼寝したりと自在のポージングで1日を過ごせることをお約束します。片側のアームは編み込んだレザーホールによって角度調整が可能で、反対側は固定式。背もたれ、アームは共に背当りが良くなるようフレームが弧を描き、綺麗に配列されたスポークはハープの弦のごとく美しくて、まさしく構造美の極み。

クッション張地、ウレタンフォーム、レザーバンドは国内にて新規に交換済み。ファブリックは創業100年以上の歴史となるイギリスのテキスタイルメーカーROMO社製。当時の趣きを感じさせるチェックパターンですが、モノトーンとする事で現代的なエッセンスも感じられる。コットンを主原料としていますから肌触りが柔らかいので、心地よいひとときを過ごしていただけるでしょう。生地価格は1mあたり¥16,500/m。張替えには7m必要となり生地代だけでも¥115,500。さらに職人による加工賃が加わりますが、張替えにかかる費用はすべて価格に含まれております。

現行品(¥1,250,000〜)のお取り扱いもございます。詳しくはこちらをご確認ください。


コメント:中島


2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をメインテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求し続けています。末長くお使いいただけますよう自社プロスタッフが可能な限りのメンテナンスを施しました。ご検討、ご購入前に下記を一読していただけますようお願いします。

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Borge Mogensen / Fritz Hansen / Denmark / 1945 / Beech wood
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