SOLD OUTArchives

世界を代表するデンマーク人デザイナー、ハンス・ウェグナーによるハイバックチェア。

自らマイスター(職人)としての技術を持ち、木への理解も深いウェグナーは生涯500以上ものチェアーをデザインした。 それらを実現できたのは、良いメーカー、職人と出会えた事が大きい。 事実、ウェグナーは製作する上で良いデザイナーになるためには良い職人と共同作業をする事が大切だと公言していた。 こちらのGE290ハイバックチェアは、デンマークのマットレスメーカーGETAMA社と手を組み今から66年前の1953年に発表され、現在もなお作り続けられるベストセラーとして世界中で愛されている。

骨太構造のオークフレームは、木の温もりと安心感を与えてくれ、座り心地は深い座角によって心身ともに体を授けることができる。ヴィンテージならではのコイルスプリング入りのクッション(現行品はウレタンのみ)は適度にテンションがあり、さらに首までしっかりホールドしてくれるヘッドレストのお陰で自然とカラダのチカラが解放されてゆく。厚みある水平アームに腕をのせれば座りの安定感はさらに高まる。立ち上がりの際もつかみ易くすっと体を起こす事ができると同時に、マグカップや読みかけの本をおくスペースとなり読書や映画鑑賞など長時間の着座に最適。デザイン性と機能性の両面を持ち合わせた至極のパーソナルチェアと言えるでしょう。

張地はデンマークの老舗ブランドKvadratの“Umami”で張替え済。5つ目の味覚である「旨味」から命名されたこの生地は、コペンハーゲン・ファッション・ウィークのDesigner’s Nestアワードを受賞するなど、今デンマークで活躍するデザイナーLouise Sigvardt(ルイース・シークバット)が手がけたもの。一見単色に見える生地だが、よく見ると縦糸に黒と明るいグレーを使用し、デヴォン織りと呼ばれる織り方で表面全体にリズム良く配置された幾何学的なアーチ型が浮き上がる。その為、290の骨太なオークフレームもより上品でモダンな印象に仕上がった。

次世代へ接続可能な家具として蘇らせました。
フルサンディング(研磨)によって劣化した塗装シミ、傷、汚れを除去し、その後、耐水、耐退色効果のある特殊な素材を浸透・硬化させ、トップコンディションの状態である「ハイク・クオリティ」まで仕上げを施しました。ご購入後、生地張替え、木部のアフターケアもご対応します。


コメント : 谷山


木材の詳細
メンテナンスサポート
画像、文章の無断転載に関して

Easy Chair
17D09-0093
W750 D870 H970 SH400 配送料金Dランク
Hans J Wegner / Getama / Denmark / 1953 / Oak wood
SOLD OUT