HIKE

使用頻度が高いダイニングテーブルだからこそ飽きのこないシンプル且つ機能的なものがいい。小さすぎず大きすぎず使い勝手のよいサイズ感に加え、エクステンションで拡張できるとなれば非の打ち所がない。だからこそこれがデンマークのスタンダードとなり得たのだろう。

木目がシンメトリーに配置された美しい天板。木目から溢れるエネルギーで押し広げられたように、天板の輪郭は緩やかにカーブを描いている。スペア天板も同様に弧を描いており、拡張後は楕円型テーブルのような印象に。そんなスペア天板の形状から必然的にメイン天板より内まった位置に隠れるわけだが、収納時の天板が薄くスッキリと感じられるでしょう。普通なら2枚の天板がぴったりと重なったように見えるものが多いですから。

天板縁には厚みのある無垢材が張られ、椅子当たりなどにより凹んだり、傷ついても修復が容易で気兼ねなく使用できる。チーク無垢材の脚は外側に僅かに斜めにセットされており、しかも脚の内側を斜めにテーパーを付けることでその特徴をいっそう強調している。冒頭でスタンダードと申し上げたが、天板形状といいディテールへの気遣いにより作者の美意識の高さを感じられる一台となっている。

拡張方法は簡単。天板下に重なっているスペア天板を引っ張り出す、ただそれだけ。女性の方お1人での作業もまず問題ないでしょう。通常時は椅子が4脚。片側ずつ段階的に拡張していくことが出来、最大8名で食卓を囲むことが出来る。ホームパーティには最適ですし、例えば冬に体が温まるお鍋をする際、お野菜など食材でテーブルがいっぱいになってしまうときは、サッと片側の天板を引き出せばゆったりと団欒のひと時が過ごせそう。

コメント :　中島（ショップスタッフ）

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