HIKE

デンマークを代表するデザイナーの一人Kai Kristiansen（カイ・クリスチャンセン）によるネストテーブル。ネストテーブルとはサイドテーブルの様な佇まいながら、3つのテーブルが入子状に纏まりコンパクトになるテーブルのこと。北欧の都市部では間取りにゆとりがなかった為、こうした機能的なテーブルが重宝された。しかし、こちらは一般的なネストテーブルとは異なっている。詳しくみてみましょう。

天板の他に側面に板が2枚、キューブ状に纏まっている。側面の板を手前に引き出すと、横たわったもう1台が現れ、正しく起こしてあげる。反対側も同様。一般的には高さ、幅を少しずつ小さくしていくことで3台がひとまとまりになるのだが、こちらは脚の取付位置をそれぞれ僅かにずらすことで、上手に収めることができる仕組み。この手法のメリットは3台の高さが揃う為、横並びにセットすることでW400→800→1200mmと、状況に応じてワイドなソファテーブルに早変わりするところ。しっかり角が表現されており、天板が並び合ったときの一体感も申し分ない。だからこそローズウッド材の躍動的な木目が連続する様子はお見事。現在では輸出入を制限された希少種を存分にご堪能ください。

普段はサイドテーブルとしてソファの脇にセットしておけば、限られたリビングスペースは広々。お子様を思う存分遊ばせてあげたり、お風呂上りにストレッチをすることも出来るでしょう。たまにはリビングで映画を楽しみながら食事でも、というときには3台を横並びにすればいい。あるいはそれぞれの手元に1台ずつ置いてあげたり、別々の部屋でもご利用いただけます。

コメント：中島

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