HIKE

1960年代のデンマークにて製作されたダイニングチェア。

著名なデザイナーに負けじと工夫を重ね製作された時代の家具達は、アノニマスながら完成度の高いものが多く残る。 フレームに使用されるローズウッド材は、木の宝石や王様と呼ばれヨーロッパで古くから重宝された高級木材。 美しい木目と硬い材質のため、ピアノ、ギター、チェス、ビリヤードのキューなどの趣向品に多用された。 加工するとバラの様な香りが漂う事からこの名がついたと言われ、事実ローズウッドの家具をメンテナンスするアトリエはいつも甘い香りで包まれる。

無垢材を贅沢に使用し、脚と脚を繋ぐ4辺すべてに貫を入れた堅実な作りは高い安定感を持つ。特徴的な扇状の背板はしっかりと背をサポートし、背あたりも良好。緩やかにカーブした座面はお尻形状にフィットし、自然と心地よいシートポジションへと誘ってくれる。

生地は当時のままだがコンディションは良好。ブルーをベースに複数のカラー糸で織られた生地は、深みあるローズウッドには抜群の相性。同素材のテーブルにセットすることで統一感ある落ち着いたダイニングシーンを演出してくれるだろう。

1脚￥55.000+tax。在庫は6脚、偶数単位での販売となります。

追記：4脚は販売済み。残り2脚となりました。

コメント：谷山

2000年のオープン以来、「物質の循環」「自然との共生」をテーマに、ヴィンテージ家具の永続的使用を追求しています。末長くご使用いただくことを考慮し、下記メンテナンスを施しております。ご購入前に一読していただけますと幸いです。

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